徒詩 #8.1
今年も桜が散っていくね
寂しそうに呟いた彼女は
微笑み乍ら視線を落とし
地面を濡らしていく桜を
丸い爪先の靴で小突いた
あまりにも綺麗だから…
欄干を軸に後方に回る体
最後の言葉は聞き取れず
君は
流れる川は春を散らした
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます