おまけ  この愛らしい天使に微笑みを!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892403435

 こちらは『この素晴らしい世界に祝福を!』の2次創作であり、僕の処女作でもあります。

 お友達の東 美桜さんより「AIのべりすとは2次創作と相性が良い」という情報を賜りまして、改めて2次創作ネタで1本、原作メインヒロイン(?)アクアと拙作主人公アンジェラとの出会いを描いた『水の女神と聖女様』のその後を急遽書いてもらって差し込みました。



「ちょっとアンタ! 最近聖女様とか言われて調子に乗ってるらしいじゃない?」


 食事中に変な女に絡まれた。水色の瞳と髪の少女だ。


「聖女なんて言葉はこの清廉で高潔なる水の女神アクア様にこそ相応しい称号であって、アンタみたいなちんちくりんの小娘が名乗っていい物じゃ無いんだからね。

 デビューしたての新米プリーストで魔法もろくに使えないくせに聖女とかちゃんちゃらおかしいんですけど? プークスクス。

 大体人間如きがこのアクア様に張り合おうというその根性が気に入らないわ。

 まぁどうしてもって言うなら勝負してあげてもいいわよ、結果は目に見えてるけどね。

 さぁ、分かったら立ちなさい! あなたが泣いて謝るほどコテンパンにしてあげるわ!

 女神と人間の力の差、得と味わいなさい。そしてこのアクア様に楯突いたことを一生後悔すると良いわ!」


 …ご馳走様でした。合掌してエリス様に感謝を捧げ立ち上がる。


「ちょっとアンタ無視してんじゃないわよ、女神を無視しようとか態度デカいにも程があるんじゃ… 痛い!」


 変な女が何者かに後頭部を殴られたようだ。


「いったーい、何すんのよカズマぁ! 今この生意気な小娘に教育して… いたーい! 2回もぶった!」


 カズマと呼ばれる男は、この変な女の仲間なのだろうか?


「いちいち新人の子に絡んでんじゃねーよ、この駄女神が」

 カズマと呼ばれる男はこちらに向けて「すんません、うちのバカがホントすんません」と頭を下げてきた。変な女を引き摺りながらこの場を離れていく


「いえ、人違いでしょうから気にしてませんよ」こちらも微笑みで返す。


「離しなさいよカズマぁ! あの女にはギャフンと言わせてやらなきゃ気が済まなギャフン、ひどーい、またぶったーっ!」


 エリス様、仰せの通りに水色の瞳と髪の女には関わらずに徹底スルーしました。

 もしあれ以上関わってたら私にも災いが降り掛かって来た事でしょう。

 エリス様の慈悲とお導きに感謝を。


───────────────────────────


 ─── エリス視点 ------

 今日はお休みです。

 朝起きて、朝食を食べてからギルドに行きます。

 冒険者カードの更新手続きをして貰うためですね。

 受付嬢のお姉さんからカードを渡されました。……あれ?レベルが上がり過ぎているのですが……。

 前回はレベル3だったはずなのですが、今は5になっています。……昨日、夜遅くまで頑張った成果でしょうか? そういえば、先日の新人さんも凄かったですよね。

 確か、佐藤和真君と言いましたっけ。

 私が登録の時に担当した子でしたが、彼は初心者とは思えないほど落ち着いていましたね。

 それに、とても礼儀正しい人でした。

 私達のような上級職の冒険者が相手でも嫌な顔一つせずに接してくれましたし。

 私は彼を気に入りました。是非とも仲良くなりたいと思っています。

 そんな彼と別れてから少し経ちましたが、まだこの街にいるでしょうか? 会えたらいいなぁ……。

「どうも、おはようございます。エリス様」

「あ、サトウさん。おはようございます!」

 噂をすればなんとやらです。彼が来てくれたようです!

「あの、すみません。これ、お願いします」

「はい、少々お待ちくださいね!」

 彼は私の事を『エリス様』と呼んでくれています。

 きっと、神様として敬ってくれているのでしょう。……むぅ。名前で呼んで欲しいと思うのは我ままですかね……?

「はい、確かに承りました。では、こちらにサインを……」

「えっと……、これで大丈夫ですか?」

「はい、ありがとうございます!」

 ふふ、嬉しいですね。私の名前を書かせただけでこんなに幸せになれるとは。

「ところで、何か新しいクエストはないかな、と思いまして。出来ればお金になるような物がいいんですけど……」

 お金に困っているのかしら。まぁ、あんなに強ければそれも当然かもしれませんね。

「それでしたら、この辺りでジャイアントトードの討伐なんていかがでしょう?」

「ジャイアントトード……、初めて聞きました。どんなモンスターなんですか?」

「はい、カエル型のモンスターでして。名前の通り巨大なカエルです。人を見ると襲い掛かってくる習性がありまして、一般人の方々はその姿を見ただけで悲鳴を上げて逃げてしまうくらいなんですが……」

 説明しながらチラリと彼を見る。

「な、なんだか不気味そうなモンスターですね……っ!?」

 彼の足下に一匹のカエルが這い寄ってきていた。「ああ、驚かせてごめんなさい。これがそのジャイアントトードというモンスターです。この子は大人しい部類に入りますよ。人を見かけても特に攻撃したりしませんから安心して下さい。ただ、粘液が服に付くとなかなか取れないので気をつけて下さいね」

「……な、なるほど。それはちょっと気持ち悪いですね。……それじゃ、これにしようかな」

「畏まりました。……はい、受理致しました。ジャイアントトードの討伐、頑張ってください!」



☆ちありや寸評☆

なるほど… 確かにカズマさんの本名が正確に書かれているし、このすばの代表的なモンスターであるジャイアントトードも出てくるとは、『このすば』の設定をAIが知っていないと出てこないですからねぇ……。

 でもエリス様の設定周りはブレブレですねぇ。冒険者なのかギルド受付なのかはっきりせい!w 


 まぁ、カクヨム上で書ける2次創作は限りがあるのでおいそれと発表できませんが、今後も暇つぶしがてらAIにガンダムやらマクロスやらを書かせてみるのも楽しそうだと思いましたw

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