先生、ばななは猫見原さんに入りますか

和田島イサキ

ぼくの好きな人は猫見原さんだけでいいのだ

 ぼくたちはまだねこはらさんの全力を知らない。


 というか、よく知らない。一体どういう人なのか、どうしていつも廊下の隅っこで先輩からされているのか。顔じゅう脂汗でダラダラにして、ただじっと俯いたまま反省している——ように見えて、その実まったく相手の顔を見ない。〝ごめんなさい〟もしない。ただ「自分が叱られている」という現実を丸ごと視界から消して、そのまま待っていればこの〝嫌な時間〟はいずれ過ぎ去るから、と、その考えが態度に透けて見えるのがもうお前、本当に、お前なあ! オイ! とまあ、いつもその点ばかりをなじられているから、肝心の「そもそも何したのこの人」がさっぱりわからないのだ。


 なので、調べた。ひとまず先に結論だけ言っておくと、それは怒られて当然の行為だった。見下げ果てただ。こんな〝人間のなり損ない〟が平然と、毎日叱られこそすれ普通に生きていけるのだから、世間の寛容さというのは本当に素晴らしいと思う。


 叱られて当然の彼女のやらかし、それを僕がどうやって調べたか。最初は周りにそれとなく聞いてみたりもしたけど、面倒だしもう直接問いただすことにした。


 猫見原さんは隣のクラスの女子生徒だ。ぼくと同じく高校二年というのは知っているのだけれど、他はなにひとつ情報がない。実は下の名前もついさっき知ったくらいだ。放課後、彼女の教室を訪れて、たまたま入口近くにいた女子に呼び出しを頼んだ。そのとき「ぱんー!」って呼んでいたから、たぶんそれが名前なんだろう。猫見原ぱん子。すごい名前だ。ぼくのあだ名も大概ではあるけど。


 猫見原さんの答えは簡潔だった。


「女子のグループって、いろいろ派閥があったりして、大変で」


 なんの答えにもなってない、と、彼女を知った今ならはっきり言える。ただ、「まあ女子には違いない」というのと、あと何がしかの派閥の関わる問題であることもまあ事実と言えば事実で、だから個々の要素だけに注目したなら、確かに〝少なくとも嘘はついてない〟ことになる。巧妙、というには大雑把すぎるものの、でも卑怯と呼ぶには十分だとぼくは思った。打算でやってる感じじゃない。ただ体が自然と、まるで傷口を庇うかのように安全な姿勢をとる、そういう動きのように僕には見えた。


 五月の初旬、まだ二年に進級して間もない、穏やかな春の放課後のこと。

 ぼくが猫見原さんを連れ出した先は、本来は立ち入り禁止のはずの屋上だ。入れないはずの場所に自由自在に立ち入る、そんな不思議な能力がぼくにあるわけではもちろんないけど、でも入るなと言われると意地でも入りたくなるのは人のさがだ。誤解のないよう先に言っておくけど、ぼくはこれでも成績優秀な方で、品行方正、とまでは言わないけど目立った問題は起こしたことがなく、ちゃんと「真面目ないい子」をやっている。そうしてきた。そのためにしっかり常日頃から、いろんな欲求やストレスを耐え忍んできたのだ。いつもこんなに我慢しているぼくなのだから、ただ誰も使ってない場所に人知れず出入りするくらい、享受して当然の権利だと考えるのは自然なことだ。


 だから、合鍵は作ってある。この学校の、生徒が入っちゃいけないことになってる場所、全部——。

 その説明、屋上のドアを開けながらのぼくの言葉に、真っ直ぐ「すごい」と感心されたのがなんだかおもはゆかった。ぼくはまだ猫見原さんについて全然知らないけれど、でも可愛い女の子であることはわかる。小柄で、髪を変なヘアゴムで左側だけくくっていて、とても子供っぽく見えるのに何故か魅力的な人だ。友達が少なそうなところもいい。でなきゃこんなふうには呼び出せなかった。おくれする。でも猫見原さんが相手なら、いつもいろんな人から叱られまくりの彼女なら、最悪失敗しても別にいいだろう、どうでも——という、そんな不思議な親しみやすさを感じさせる女の子だった。


 誰もいない屋上、春の抜けるような晴れ空の下、彼女は何もかもを派閥のせいにした。


 具体的に何をしでかしたのかは、結局いつまでも口を割りそうにない。話が少しでも具体的な方に進みそうになると、途端に顔が俯きがちになるのが見てとれた。だからこれは事前に、ちょっと特殊なルートで仕入れた噂話を含めての結論になるのだけれど、どうも猫見原さんには何か他人のものを、勝手に破壊してしまう癖があるらしいのだ。


 一応、本当に取り返しのつかないような破壊は避けるらしいのだけれど(あくまで噂だ、本当かは怪しい)、それでも人のものを勝手に使えなくする、それだけで十分迷惑なのは間違いない。どうしてそんなことを、という、その問いへの答えは本当に要領を得なかった。大丈夫なんだろうか。急に冷や汗をダラダラかき始めて、誰へともなく小声でボソボソ呟かれたところによれば、


「そうしなきゃいけなかった」


 とのこと。いわくエディタはEmacsでなければならない、だからviを消しておいてあげた——という、もはや何のことやらわからないけどでもこれだけはわかる。それは信仰であり、法であり、あまねくすべてに優越することわりなのだと。少なくとも彼女、猫見原ぱん子の小さな世界の中では。怖い。


 人が三人以上集まれば派閥が生まれる、とはよく言ったもので、この世に人の争いの種は尽きない。


 戦争は起こる。望むと望まざるとにかかわらず、いや平和を愛するものならなおのこと、他者の〝非・平和〟的な態度が許せなくなる。他者を、すなわち悪を、自分と同化することで平和を実現する、その過程を世間一般に戦争と呼ぶのだ。愛と平和への思いは大抵の場合、醜い殺し合いの形で我々の前にその姿を表す。


 猫見原さんは、ただそれをしただけなんだよね——と、その場でそう言ってあげられなかったのは失敗だった。


 怖かった。突然わけのわからないことを言い始めた彼女が。イーマックスだとか、ブイアイだとか、それらの聞いたことのない呪文に込められた熱量が——声の抑揚に滲む深い執着が、それまでぼくが彼女に重ねていた理想、その印象とまるで噛み合わなかった。誰お前。いつも叱られてばかりいて、しかもすぐストレスに負けて外界をシャットアウトする、きっとぼくでもどうとでもなりそうな弱くはかなにび色の精神の持ち主が、でも急にかもしてきた「そのためなら人殺しも辞さない」ってくらいの気迫に、ぼくは簡単にされた。折れた。心が。だってこんなの話が違う。ただの〝無抵抗なかわいい人形〟でよかったはずのものが、でも急に生き物としての爪や牙を覗かせてきて、そんなの求めてないんだからもう逃げるしかないよね——。

 という、そのぼくの理屈が、でも兄——ぼくの血縁上の男きょうだいであるところの彼、たちばなよしともにはまったく通じないというか普通に説教された。最低すぎるぞお前、と。助言というか相談というか、それはあの屋上から逃げ帰った後、家での夕食後の出来事だ。


 まあ兄のことはいい。あまり好きな相手でもないし、なにより彼は関係ない。部外者だ。この戦争はぼくと猫見原さんの戦争で、でもそれはそれとして、彼がこういうときに頼れる存在だというのも事実。ぼくより三つ上の大学生で、昔からよくモテていた男。人間関係が上手なのだと思う。意見を聞くのにうってつけではあった。


 兄に曰く、ぼくは最低の人間で、とにかく明日ひたすら謝ってこい、とのこと。


 なので、そうすることにした。何故ぼくが友達がいなくて人のもん勝手に壊すおかしな名前の女に謝罪を? という不満はあるけど、でも不満を辛抱するのは得意だから平気だ。頭はいくら下げてもタダなのがいい。したに出るだけで物事が上手く回るのなら、こんなに安いものはないのだ——と、そのぼくの持論にでも、

「だからそういうことじゃ——いやもう、本当最ッ低だなお前」

 と兄。だから嫌いなんだ。寝てる間に尻の穴に菜箸突っ込んでやろうかと思った。こいつは知らんだろうけど部屋の合鍵なら作ってある。作ってあるからと夜中に彼の部屋を襲撃して、そしてヘッドホンをしたまま夢中で椅子ごと小刻みに揺れる後ろ姿に直面した、あの夜からぼくはこいつのことが嫌いになった。裏切られた。どこをとっても完璧な、誰からも愛される究極超人でなければいけなかった人が、ただの汚い人間だったことに耐える必要はないとぼくは思った。

 ——二度としない。あんな惨めな思いだけは、絶対に。


「俺、お前が男だったら絶対殴って説教してる」


 嘘こけ、と思う。仮にぼくが彼の弟だったとしても同じこと、およそ他者を殴るという行為に似つかわしくないその優しく大きなが、ぼくの頭を撫でようとするので命懸けで避ける。やめろ。その手はきょうだいを殴るためのものではなく、またよしよしと撫でるためでもなく、ただ深夜に小刻みに上下するためのものなんだ知ってるんだぞと、そんな考えたくないことまで考えてしまう。

 もうだめだ。こんなおよそ非の打ちどころのないはずの人間でもこれなら、もう男って時点で全部だめだろはい足切り、と、その〝ぼくがこうなったそもそもの原因〟を知らないからこいつはそんなことが言える。


 ——お前のは正直信用ならないというか、そんな消去法で好かれる相手はたまったもんじゃないだろ、と。


「まあでも、そうまでしてでも誰か好きになれる相手を探そう、っていうのは珍しく前向きだと思うし、ちょいプラスじゃないかな。差し引き」


 だから謝れ、誠心誠意命をかけて贖罪して、仮にダメでも最低限すじだけは通せ——その言葉に、深夜に上下はしてもぼくの百倍人間をやれている男の助言に、従わない理由はどこにもない。


 使える助言をもらったその翌日。

 今度はお昼休み、体育用具室にぼくは彼女を連れ出す。


 猫見原さん。いつ見ても誰かから凄まじい怒られ方をしている女の子。

 特に今日はもう本当にひどくて、あの体育の先生——わりとみんなから恐れられうっすら嫌われている彼に、どう見てもマジギレとしか思えない剣幕で怒鳴られていた。もしぼくなら、いやぼくでなくとも大抵の生徒は、あんなふうに怒鳴られたら絶対泣いてると思う。だから「すごい」と思ったのは本当で、だってまったく効いていない。ノーダメージだ。真下に俯いて、汗ダラダラ流しながら固まって、つまりいつもと同じ姿勢。消えている。彼女の世界から、彼女以外のすべてが、完璧に。


 ——嘘でしょ。あそこまでの強度でできるものなの、〝なかったこと〟って。


 そう思った瞬間、ぼくは彼女の手を引いて駆け出していた。なんでかは知らない。わかるもんか。でもコレ終わるまで待ってたらキリがないというか、たぶん永遠に終わらないんじゃないかなって気がした。だってアレ、先生、本気でキレてた。そのうちつい手が出て猫見原さんの細い頚椎がパキッといって、そして二度と会えなくなるのはごめんだった。それはぼくのだ。勝手に壊すな。もしぼくのものにならないのなら別にパキッといってもいいけど、でもその場合であってもそうなる前に、最低限通しておくべき筋がぼくにはあるのだ。


「先生すみません、彼女には私からよく言っておくので!」


 そう言って奪って逃走したつもりが、実際に口をついて出てきたのは「わーッ!」だった。緊張していた。心臓がなんかどっこんどっこん跳ねて、こんなときには言葉でなく叫びしか出てこないのだと初めて知る。必死で走った。無我夢中だったのに真っ直ぐ女子トイレに駆け込んで、その窓から逃げたのは自分でも笑った。冷静だ。だってそれは先生の絶対追って来られない経路。それでも完璧に撒くとまではいかず、苦し紛れに逃げ込んだのがこの体育用具室だった。


「ハァッ、ハッ、ね、猫見ッ、猫見原さんッ!」


 完全に息が上がっている。手足の先に血が通った感じがしなくて、気がつけば涙まで溢れていた。ぼくはこれでも成績優秀な方で、品行方正とまではいかずとも真面目ないい子で、それがどうしてこんなことに? 初めてだ。学校の先生に、それも一番おっかない体育教師に、まして一番キレてる瞬間に真横からその鼻をへし折るみたいな逆らい方をしたのは。死ぬのでは? あのは女を殴るためにあるとはまさか思わないけど(一応教師だ)、でも女を殴るのが似合うではあると思う。ぼくなんかきっと綺麗に飛んでく。猫見原さんもだ。ちびだから。ふたりとも。


 何か、外からざわめきみたいな声が聞こえる。野次馬が集まっているのだろうか?


 鼓動が収まらない。なんか膝が震えてる。これはなんの恐怖で、そしてなんの緊張だ? 入口のドア越しに先生の怒声が響く。何を言ってるかはわからない。世界に幕がかかったみたいにボヤッとして、でもその膜のギリギリ内側、唯一判別できる他者として彼女がいた。猫見原ぱん子。いつも怒られてて、友達が少なそうで、ぼくでもどうにかできるはずの女の子。


 薄暗い体育用具室の真ん中。それは真下に俯いたまま、ひたすら世界を拒絶し続ける。


 耐えている。消している。世界を全部なかったことにして、ほとぼりが冷めるのをただ待っている。その肩を、掴む。揺さぶる。ごめん、こんなことになるなんて思ってなかったけど、現にこんなことになってしまった以上、せめて当初の目的だけは果たしたい。ぼくには兄のくれた正解がある。それさえあればなんとかなる。助かる。そのはずだ。だから。


「ごめん! 猫見原さん、ハァッ、ばくッ、ハァ、最、最低でッ! ほんと、ごめんなさい!」


 謝る。何を? わからない。わからないけど謝るだけ謝って、でも彼女は全然聞いてない。届かない。じっと俯いたまま周囲のすべてに無反応で、でも外からはガンガン扉を叩く音まで聞こえて、その恐怖がぼくを衝き動かす。怖い。あれが開いたらぼくは終わりだ。来る。現実が。嫌だ。死にたくない!


「ハァ、ごめん——猫見原さん、ごめんね、ハァハァ、ごめぇんッ……!」


 肩を掴む手に力が入って、彼女が痛そうに身を震わせる。瞬間、その勢いのまま、ぼくは彼女を押し倒す。マットの上に、思い切り、全身でのしかかるみたいにして。入りたい。彼女の世界に、嫌なこと全部キャンセルする、その無敵の防音室に。今だけでいい、せめて先っちょだけでいいから、きみの中にぼくを招待して——と、その思いを全身を使ってぶつける。最低だと思う。そこだけは絶対入っちゃいけない場所だってのもわかる。でも入るなと言われれば言われるほど、そこに侵入してみたくなるのが人の性だから。


「猫見原さん! 猫見原さん! 猫見原さん! 猫見——」


 何回繰り返した頃かは知らない。急に入口のドアが開いて、猛然と踏み込んできた体育の先生に、ぼくは無理やり引き立てられた。というか、引き剥がされた。猫見原さんから。そこから先のことはよく覚えていない。鍵は誰か他の生徒が教員室まで取りに行ったそうで、そして先生は思いのほか冷静だった。急に入った謎の横槍のおかげで冷静になって、そしてその冷静な頭で「なんかヤバいことが起こっている」と直感した。なりふり構わず、必死で猫見原さんを救い出した。ぼくから。


「あのな。お前は本当に最低だし、そのうえバカだ。今知った」


 その日、そのまま早退させられて帰宅したぼくの、大まかな説明を聞いた兄の感想がそれだ。

 まあ、わかる。だって猫見原さんは実際ヤバいことになっていた。自分の脂汗とぼくの涙で顔中ベシャベシャにして、恐怖に全身を引き攣らせたまま、マットの上でガタガタ震えていたらしい。きっと死ぬほど怖かったんだと思う。なんでも外に弾き出す無敵のバリアは、でも単純な腕力で迫る相手にはまったく無力なのだと、その事実に気づかされた瞬間の彼女の恐怖たるや。こんなぼくでもうっすらとなら想像できるし、もう今後はそのぼくがいるかもしれない学校に、のこのこ登校するのも難しくなるんじゃないかな——と、そこだけはこの嫌いな兄とぼくとで意見の一致を見たのに。


「……あの、住所は、もともと知ってて……」


 何があるかわからないから、握れる情報はあらかじめ全て握っておく。そういう意外な一面を見られたのは収穫だったけれど、でもどうして猫見原さんがいるのだろう。ぼくの家に。それも、早退させられたぼくよりも一足早く。


 彼女の答えは、案の定要領を得なかった。さっぱりだ。さっぱりだけれど、でもわざわざ会いにきてくれたっぽいことはわかる。要件がわからないわりにずっと居座る気配を見せて、それが単純に嬉しかった。ああよかった、あんなひどいことしたのに嫌われてなかった——という安堵よりも先に、

「あれっ、これもしかして、ぼく彼女に好かれてたりしない?」

 なんて、そんな前向きな感想を抱けたことに我ながら驚く。「本当にいい性格してるわお前」という兄にお茶菓子を買いに行かせ、ぼくは彼女のためにお茶を入れてあげた。その隙に兄のパソコンは破壊された。大学の研究で使う本格的なやつがだ。なんでもブイアイが綺麗さっぱり無くなっていたとかで、そしてそれはこの日以降、幾度となく繰り返されることになる。


 それを毎回律儀に直すから、こんなしょっちゅう猫見原さんが壊しに来ることになるんだよ——と。

 それはこの事件から何日か、いや何ヶ月も先のこと。ぼくの言葉に兄は「そんな人間がいるか、バカ」と答えて、いやいるかも何も実際いるからしょうがなくない? とぼくは思うのだけれど、でも兄はあくまで「違う」と笑う。いい笑顔だ。笑顔で伸ばされた手を避けながら「じゃあ何」と尋ねるぼくに、それくらい自分でわかれと兄。そんなの知らない。やっぱり嫌いだ。ずるい。ぼくは兄と違って、人間のことはそんなにわからないのに。

 人間のことはもう、このさい全然わからなくていいけど。

 ——せめて猫見原さんのことくらい、兄よりぼくの方がわかっていたいのに。


「肩をこう、ガッと痛くされたのがよかったのかな」


「もう男じゃないけど本当に殴ってもいいか?」


 嘘こけ、と思う。嫌いだ。嫌いだけど、でも今はそれでいいやって思う。

 ぼくの好きな人は猫見原さんだけでいいのだ。




〈先生、ばななは猫見原さんに入りますか 了〉

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先生、ばななは猫見原さんに入りますか 和田島イサキ @wdzm

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