1月15日 警視庁創設記念日

 被害者はリビングに横たわっていた。時間は三時間が経過しようとしていた。

「今回の事件をどう思う? そうですね、難しい事件だと思います警部」

 二人の警察官は宙に浮いたまま、事件のことを話していた。

「署に戻って話そう。そうしましょう」

 二人がそれぞれ乗った未来的なパトカーはカーペットの上を大きな警察署へと走った。

 被害者の子供が倒れてよだれを垂らしている理由は調べなくてもはっきりしている。その巨大な警察署を、さっきやっとブロックで作り上げたからだ。

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