1月4日 石の日
そうっと診察室のドアを開けた。心臓の鼓動が重低音のように響いている。
「先生、診断結果はどうだったんですか?」
深妙な面持ちで座る医師に恐る恐る尋ねる。
「落ち着いてください。結果に問題はありません」
「分かりました」
そう答えたが正直不安は大きかった。いったいどんな答えが。僕の知りたい答え。砂か、岩か。それとも砂利か。
「それで結果は?」
「はい、あなたは大きさなどから見ても、私と同じ石です」
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