モバイルメモ)2049年1月16日(土) 面接、初顔合わせ

 2048年、12月中旬。長年さのうやに食品を卸してくださっていた萬屋よろずや商会の会長さんから、仕事の打診をいただいた。高3にして、家業を継ぐという幼いころからの夢を断たれた私を心配して、話を持ってきてくださった。


 だけど。


 それは、かなり変わった仕事だった。お金持ちのお嬢様の世話係、古風な言い方をすれば『ねえや』的な役割、それも、住み込みで。いきなりハードル高い…。そんな風に考えあぐねていたら、すぐに決めなくていいし断ってもいい、とりあえず会ってみたら? そう言われて、面接(?)に行くことになった。

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