45. 冷静に泥酔

「いちみん、お勘定ぉー」

 そろそろ帰ろう…。

「はい…」

 歩き方が、おかしい…。

「立つなっ!!…って、遅かった、か…」

 酔ってるからかな…。

「ふふふ…」

 でも、楽しい宴だったな…。

塩田えんださん、危ないですよ…」

 さとうくんが軽々と私を持ち上げて、立たせる。

「置いてっていいぞ…」

 それ。って、私を見て言ってるってことは…。

「店長、失礼だなぁー…」

 フラフラな私を抱き寄せて、

「いや、送って行きます」

 さとうくんは責任感が強いねぇ…。

「エライ…。エライ…」

 頭を撫で撫でして、そこから記憶がない…。

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