23. プレゼント。

 外食したい気分ではないので、いつものコンビニに。

 外食するにしても、ココには足が勝手に向かってしまう…かも。

 それくらい日課になりつつある仕事帰りのコンビニ。

「はぁ…」

 今日は、朝も来ちゃったよ…。

「いらっしゃいませ」

 しかも、さとうくんがいる。

「あっ…」

 って、こちらに近付く。

 キョロキョロ見渡して、誰に向かって来ているのか確認。

 わ、私…?

塩田えんださん、お荷物届いてますよっ」

「あ、ありがとう…」

 何かを買った覚えがないんだけど…。

『俺からのプレゼントです…』

 耳元で囁かれた。

 ………でも、何だろう。この包装からして…高そうだ…。

「さとう、くん…?」

 既に、さとうくんはレジに戻り、業務をこなしている…。

 素直に受け取っておくか…。

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