様々な種族の88歳

閑人

様々な種族の88歳

 〇人間

 人間の寿命は約80年と言われている。人間で88歳を超える者は、長老と呼ばれ、その経験や知識を敬われ、村や集落における相談役、導き役に就くことが多い。

 88歳を迎える日は、村や集落をあげて盛大に祝いの席が設けられる。寒村等においても普段口にすることの無い、『米』を炊きあげて、村民全員に振る舞われる。

 

 〇エルフ

 エルフの寿命は約800~1200年と言われている。エルフで88歳を迎える者は、まだまだ子供であり、親の庇護の下、森の歩き方やエルフの歴史といった、知識の継承を続ける。

 88歳を迎える日は、特別な事をする訳ではなく、いつもと変わらない日常を過ごすことが多い。多くの種族が、生誕の日を祝うのに対して、エルフにおいてはそういった文化は無い。これは、エルフの長寿性に由来しており、エルフは自らの年齢を数える事は無く、時間の考え方が根本的に他種族と異なることによる。

 

 〇ドワーフ

 ドワーフの寿命は約180~250年と言われている。ドワーフで88歳を迎える者は、成人として認められるものであり、独り立ちをするタイミングでもある。

 88歳を迎える日は、職人としての力を試される日でもあり、自らの作品を親方と呼ばれる職人に見定められる試験が催される。この試験に合格出来なければドワーフの職人として独り立ちすることは許されず、不合格の場合はドワーフの集落に住み続けることは叶わない。なお、試験の合格率は約30%と言われており、ドワーフの集落に住み続けることはかなり難しい。

 

 〇サキュバス

 サキュバスの寿命は■■■■年と言われている(何故か黒塗りされている)。サキュバスで88歳を迎える者は、卓越した技術を持ち合わせており、種族としてはサキュバスクイーンに該当するものが多い。

 88歳を迎える日は、新しいクイーンの誕生と同義であることから、盛大に宴が催される。宴は三日三晩続き、あらゆる種族の■■を集めて、■の■■が行われる。全ての■■が■■■しまうこともある。

 

 〇獣人

 獣人の寿命は、その種族にもよるが、平均して約50年と言われている。88歳まで生きる種族は少なく、また、種族特性として戦を好むため、短命であり、長寿のものは臆病者というレッテルを貼られてしまうため、敬われることは無い。

 

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