第七十九話 憑物落とし
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その時、絶望していたのは
校内放送で流れてきた音声を聞かされ、保健室で
「何なの、あの女……。こんな仕打ち、完全に悪魔じゃない……。」
「駄目……ですか。しかし、我々は
「何もかも、
戻ってきた彼の娘、
しかし、そんな重い空気が一変する。
「え? 今の……。」
「
「つまり、『新月の御嬢様』?」
保健室で待つ者達、
☾☾☾
「
『確かに、
『
「偶然……ですって?」
『ええ、
「ふ、
「この体は
「
『そうね……。その点は
どうやら、体の中で
「ふふ、ふふふふふ! 所詮
『ぐ……く……‼』
「さっさと死ねえっ……‼」
「が、頑張れ……‼」
「あ?」
『
「
彼の応援に応える様に、押し返す様に、
「この……死に損ないが……‼ 無駄な抵抗は……止めなさい……‼
と、その時だった。
「な、何⁉ 何なのこれ⁉」
「ガアアアアアッ⁉ 何よこれええええッッ⁉」
『
「ば、
『それは無理だわ。
「い、嫌‼ この
遂には
「
「御免なさい……
しかし、そんな彼に語り掛ける声が聞こえた。
『謝るのは
「
『それ程おかしな事ではないわ。東の
死んだ人間。――その言葉が
『
『
「
らしくもない殊勝な言葉が、最後を実感させる。
『そんな
「何でしょう?」
『ずばり、
そう、首謀者の
『
「はい。勿論、そうします。最初に頼まれた仕事ですから、必ず果たします。」
今更断る筈も無い、
『
今や、彼女が触れる感覚を
少しずつ
『さようなら。今迄本当にありがとう。元気でね、
「さようなら、
薄れていく。彼女は
『ずっと好きだったわ、
「ええ、
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次回、最終話の更新は明日12月31日です。
よろしくお願いします。
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