とある日の雨
お題 騙された雲
「んー。困ったなぁ」
僕は困っている。何故なら、いきなり黒い雲が澄み切った青空を支配し始めたから。それに加えて雨も降り始めた。この調子だと雷もなるかもなぁ。
僕は今なんとか雨宿りできそうな場所に避難している。でも人間一人分入るだけの幅の屋根だ。後ろはシャッターで開きそうにもない。なんなら開いてるところを見たことがない。
一時的には雨風を凌いでいるはもののこれ以上強くなると多分ビショ濡れだ。どのくらい降るんだろう。傘はないから、移動することもできないしなかなか辛い状況だ。
とりあえずスマホで天気アプリを開いてみる。
あーーー。あと一時間くらい降るのかぁ。一時間ここで立ちっぱなしはきついなぁ。不幸中の幸いながら今は帰り道だ。登校しているときだったら、最悪…でもないか。授業に出席しない言い訳が出来る。寧ろいいかもしれない。
はーどうしよ。ゲームするか、SNS見るか、音楽聞くか。なんか全部めんどくさいなぁ。どれもこれも全部、ぜーーーんぶ雨のせいだ。
それにさっきまで青空だったじゃん。
「わーーーーー!ちょっとどいてー!」
なんか来た。
明らかにビショ濡れの女の子。ちょっと可愛い。
「大変だったね……」
「そうなの!急に降り出して困ったよね……」
未完です
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます