第5話 あきの壮絶な過去 続き
力尽きた私。逃げろという周り。
もうここにいるの限界。誰か助けて。と毎日思うあき。
「こんなことなら別れる」と切り出すと急に優しくなるけん。
けど、その日の夜には殴られ人が変わってしまう。
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ある日、コンビニにご飯買いに行くとき、
青空を見て涙が出てきた。商店街の人たちの笑う声。
幼稚園生のお散歩にすれ違う。
(子供って可愛いな、私も欲しいな。。。
けどけんちゃんとは、、、無理だよね)
ボロボロ涙が出てきた。
20歳そこそこの私が、ここで人生詰んだと思った。
もう真っ暗闇なのだ。
誰か助けて。
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けどもう無理だと思い、逃げることを決意した。
けんちゃんへの執着手放すの怖かったけど、
この空を見て、まだ生きたいと思ってしまった。
急いで公衆電話に駆けつけて、友達に電話をした。
まだポケベルの時代だ。
友達がすぐに家においでと言ってくれたので、
そのままいく事にした。
______________
夜になり、家に帰ってこないけんちゃんが探し回ってると話を聞いた。
そう、暴力振るう相手がいないからけんちゃんも不安で不安で仕方がなかったのだろう。
スマホない時代でよかった。。。
とにかく今はこの家で守ってもらおう。
と久々に安心して寝れた日だった。
命は確保されたけど、まだまだ壮絶な日々が待ってると知らずに、
ひとまず眠りについた。
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