第4話

「げつよーびーーーー。かようううびぃいいーーーー、すいよぉおおーびいいい、、、。」とそれぞれの家でくらし、「金曜日っ!!土曜日っ!!日曜日!!」と一緒に暮らした。少なくとも私の気持ちは。


月曜日の朝に帰るのがさみしくて、ようやく結婚した時、一緒にこれからはいられるのが嬉しくてたまらなかった。


新しい場所に引っ越したが、前の奥さんと買った豪華な古い家具はわたしのわがままでいくつかは夫の友達にあげてしまった。若かった私は少しでも私と一緒に最初からスタートして欲しいとおもったのだ。


なので、リビングテーブルなどもない。

段ボールにバスタオルをまいて、大きな布団の上においてご飯を食べるという独特のスタイルだった。


うれしくてうれしくて、いそいそと帰り支度をする私を見て、職場の年配の方が

「おままごとみたい」と言ってられた。

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