88歳~残りの人生を考えた~

菅田山鳩

第1話 残りの人生

"88歳"

そう聞いたとき、ふいに残りの人生について考えた。

88年、日数にして32,120日。

時間にすると1,927,200時間。


現在を仮に40歳とすると、

残り175,00日(1,050,000時間)。

仕事、睡眠、食事などの時間を考慮した場合、自由に使える時間はどのくらいだろうか?


そう考えたとき、やりたいことをやろうと思った。

ありきたりな結論だな。

自分でもそう思う。

そう思うけど、わりと大切なことなのではないか。


以前からやろうとは思ってたけど、

何かと理由をつけては、諦めていた。


私の場合、それが小説を書くということ。

昔から書いてみたいとは思っていた。

でも、

誰がこんな素人の小説なんか読むんだよ。

自分よりもうまい人ばっかで自分なんて。

どうせたいした文章書けないくせに。


やらない理由を並べて、やらないことを正当化していた。

やって後悔するくらいなら、やらずに諦めたほうが楽だ。

そんな風にいつも考えていた。


でも、もうあまり時間がないとしたら、

本当にやらずに諦めるほうが楽なのか?

答えはすぐに出た。

やるだけやる。

そのあとのことは、なんとでもなる。

どうせ失敗しても自分のことなんて、みんなたいして見てないし覚えてない。


書いていて、これ本当に面白いのか?

不安になることばかりだ。

ただ、自分の好きなことをやれている。

これだけで十分だ。

(評価されたいという気持ちも、当然あるにはあります。すみません。)


ここまで、読んでいただいて、ありがとうございます。

皆さん、それぞれいろいろな立場、事情があると思います。

やりたいことやる、なんて甘いこと言ってられないんだよ。

そういう方もいらっしゃると思います。


それでも、

美味しいものを食べる。

見たかった映画をみる。

読んでみたかった本を読む。

そういう身近なやりたいことをやってみるのもいいかもな。

そう思っていただけたなら、嬉しい限りです。


貴重な時間を使って、

私の文章を見てくださったあなたに

心からの感謝を伝えさせていただくとともに、

無駄な時間になっていないことを切に祈ります。

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88歳~残りの人生を考えた~ 菅田山鳩 @yamabato-suda

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