第5話 異世界モノが斬られた件

 どうもオッサンです。m(_ _)m


 今回は昨今、流行っている異世界のライトノベルについて、的確な指摘と、辛口な口調で斬っておられた創作論、評論についてオッサンが思う事をここに述べたいと思います。


 書いておられる事はナルホド、確かにとオッサンも納得致しました。オッサンも自他ともに認められる活字中毒者です。作者様が仰っている事は大いに感じておりますし、共感も致します。

 確認したところ、オッサンよりも経験を重ねて(年齢が上)おられる先輩でした。


 ですが、敢えてオッサンは言わせて頂きます。その警鐘は大事な事です。が、書かれている文章には、今書籍化されている本に対しての愛が感じられません。


 作者様はご自分でも異世界モノが好きだと仰っておられます。確かにそうなのでしょう。お好きだからこそ、警鐘を出されているのでしょう。


 ただ、書かれている事全てにオッサンは納得した訳ではありません。

 例えば、カクヨムで星やPVを多く獲得している異世界モノにはテーマが見えないと仰っておられます。

 オッサンは読んでそのように感じた事はありません。書かれている作者様が意図されているだろうテーマを感じて読ませて貰っております。もちろん、全てを読んだ訳ではありませんが、斬られた作者様が仰っている人気作については、そのように思うのです。


 また、コレは的外れだと言われそうですが、オッサン世代だと、SF=サイエンス・フィクションは常識ですが、若い方だとSF=スペース・ファンタジーという認識は間違っても無いのです。

 何故なら、意図的にそう表現していた時代があったのですから。1990年代頃だったと記憶しておりますが、その頃に出版されたSF作品は、壮大な【SF】スペース・ファンタジーという謳い文句がつけられておりました。それによって、サイエンス・フィクションよりも、今の若い方は親世代からスペース・ファンタジーだと聞かされている可能性は少なからずあると思うのです。

 まあ、斬った作者様が言われる様に調べれば直ぐに分かる事ではありますが。


 それに関連して、もう一つ。時代、時代によって、批判的な意見が出る作品というのは確かにあります。先に述べたスペース・ファンタジーという謳い文句の作品も、こんなのはSFでは無いという批判を当時、受けておりました。


 オッサンは思うのです。警鐘は大事です。しかし、書かれている文を否定するような警鐘は違うのではないかと。オッサンは違うでも言ってますが、面白いと思って読んでおります。少なくとも、小説だと思って読んでおります。

 斬った作者様はコレが小説かと述べておられますが、オッサン的には小説です。

 但し、誤字、脱字が多いと読まなくなってしまいますが……。(オイっ)


 斬った作者様のご意見は貴重なご意見です。辛口でもあります。しかし、その文調が余りにも辛い為に、オッサンはこれから挑戦してみよう、書いて見ようと思う方が、読まれた際に心を折るような気がしてしまいます。

 書かれている事は何一つ間違った事は書かれておりません。

 仰る通りと言えるものばかりですが、もう少し、この新たに始まった文化を長い目で見てあげて欲しいとも思うのです。十年先、二十年先には違う形になっている可能性もあります。まだまだ、これから成長していく途中だとオッサンは思っております。ですので、皆さん、警鐘はそれなりに受け止めて、心を折られる事なく、これからも異世界のファンタジーを書いて下さい。これが、オッサンの思う事です。

 斬った作者様も仰っておられましたが、ここに書いている事もオッサンの個人的な意見です。


 批判、中傷、炎上、甘んじて受けます。但し、オッサンはヘタレな男なので、それらに対して反論は致しません。勿論、ヘタレ故にその作者様に直接こんな事も言えません。m(_ _)m


 まあ、結論として、結局のところ、人が十人居れば、その意見は十通りあるのですから。





 

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