第14話 OAへ

 すみませんでした。それに死ね、とまで吐かして。

 この後にその子細を書いてあります。きっと冗長でそこまで大した意味はありません。尚更今の時期ですからわざわざ読む必要はないでしょう。    


















 後味が悪くなるので先に言い訳を申し上げてはおきます。俺は、二年の後半から、フザケることが馬鹿馬鹿しくなってやめていて、むしろもう自分のことを笑われたくない自分は笑い者じゃあない別の人間になりたいと思うようになりました。そして、三年に入ってからは誰とも本心から馴染むことができなさそうでクラスメイトを拒絶してました。今となってはどうでもいいのですが、がみしょうとかが嫌な奴の名前を挙げてアレコレ言うのを聞いていて、同意出来兼ねることがあって割と聞いていて不快だったのを覚えています。それでその辺のタイミングで、高木の奴とも会話をする気が失せて、岩本と高木の二人が喋る横で無言で仏頂面して歩き始め、どこかで、岩本が「一盃口って俺らの金魚の糞じゃね、」と言ったのを境に、彼らの横を歩くこともやめることにしました。この辺から、俺についての面白い話、というのは、俺のいない所で俺を見下げているというように見えるようになりました。話して確認する人もいないので、クラスの奴が全員敵に見えてました。Hのことが信頼できない、というのもここから来ます。特に顔を合わせたことが無い人でしたから。そして、自分への認識が一年のときのまともにやっていた自分は、二年の時に崩れて、三年の頃には嫌われ者の笑い者とまでなってしまったんだという自己嫌悪に陥り、そして同時にクラスメイトを、特に1、2年の頃には自分を評価していたように見えて今はそうでないように見えた人を憎み、学校を卒業したらその怒りを爆発させようと考えていました。

 たぶん、その国際理解、という俺を指す言葉が聞こえたというのは根も葉も無い事だったのでしょう。高一の夏、〇〇駅のスクランブルを通ったとき、俺が全く知らない人たちが俺を国際理解と呼んで僕の悪口を言うように聞こえたことがありました。明らかに空耳でした。見知ってもいない人が二中にしかないはずのスラングを使うようなことはおかしいからです。三年の時、心を閉していたから右も左も分かんなくなってパニクっているうちにいつの間にか全く関係ない人の会話が自分の悪口に聞こえる、被害妄想に陥っていたのかもしれません。

 この後も続きますがいい話ではないです。あ、悪口ではないです。私事になります。











   





 頭を冷やせたのか、そうでないのかは分かりません。一年の夏にもう一人の人に、また似たような被害妄想で当り散らしてその人のラインにひたすら悪口とか私事の愚痴を送り続けたことが二年の中程まで続きました。今年の夏にその人には謝りました。それ以降そのような嫌がらせはしていません。まあ、今までどおり、俺はあなたとその人とはとにかく物理的距離を置きます。ラインは、二人ともわざわざしようと試みない限り開けないようにブロックしてあります。そして、あと、このように書いたのはその人に対してもそうだった通り、自分の黒歴史、悩みの清算という意味合いが強いです。俺にとって偽善といえば偽善で本当に詫ている気持ちなのか疑わしいものです。

とにかく、ラインしないのと関わらないのは今までどおりする事でしょうが。



 これで以上です。とりあえず、あの俺の一方的は愚行についてはもう気にしないで下さって構いません。

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みんなへの手紙 一盃口 @i-pe-ko-doradoradora

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