第6話 wendへ

 風、おはよ。去年の今日、俺達は高校生じゃなくなったね。風はどうだった? 俺は落ちて、風の合否は聞いてなかったね。受かっていて欲しい。


 風にとって俺はどんな存在だった? 全く想像がつかないや。俺の小狡さ、だとか気の短さそれを風は何度も見たと思う。ごめん。

 フィリピンに行く前のちょっとその前の調査で俺は切れちゃった(みつき関連で病んでました)ってこともあったり、3年の文化祭のとき小道具の調整の時に八つ当たりしたり、給食の時に俺は信長とばっかりずっと喋って風とはあまり喋れなかったり。


 そこは、とても後悔してる。それを踏まえてどう思っているのか、俺は聞かないとなって思ってるのよ。


 もしかしたら風がそんなことどうでもいいって思っていて、水を差された気持ちになったかもしれないけれど。

 打ち上げのとき、俺と西城と一緒に3人で食べたラーメンはおいしかったかね? 雨降りの中だったけど。


 風がそれでも俺と友達って言ってくれたら嬉しいな。俺は風を友達だと思ってるからさ。

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