第6話 かわいい×かわいい=∞
どうも、嫉妬のレヴィアタンです。
今日は怠惰のベルフェゴールと、魔王カキリア様(ょうじょ)と共に、先日下見に来ていたお店に来ています。
今日は猫(が接客する)カフェ、“猫まみれ”のイベントデーです。
この間下見に来たときに、しっかり確認しておいたのです。
「はっけよい、のこった!
のこったのこった!」
店長さんの息子さんと、我らが魔王カキリア様(ょうじょ)が相撲をとっています。
ファザー・ガットという、巨大な猫の王様である店長さんは、猫相撲の親方でもあるのです。
その息子さんも当然相撲をやっています。
普段はお父さんに抱っこされて、あんよプラーンな息子さんも、常に息子さんを抱っこしているせいで片腕がふさがっている店長さんも、しっかりお客さんと遊んでくれます。
我らが魔王カキリア様(ょうじょ)はまだまだ小さいので、息子さんがお相手してくれているのです。
「んんんんん……。」
魔王カキリア様(ょうじょ)、顔を真っ赤にして頑張っておりますが、力が拮抗していてお互いにビクともしません。
かわいい×かわいい=かわいさ無限大。
最後はお互いに同じ方向に倒れて、コロンコロン転がってしまいました。かわいい。
しっかりバッチリ録画をしました。
これも俺の秘蔵コレクション入りです。
怠惰のベルフェゴールが、
「父兄か!」
とツッコんできました。
お互いの健闘を称えあった魔王カキリア様(ょうじょ)はファザー・ガットの息子さんとお友だちになりました。
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