第112話 それって嫉妬?

*前回のアンケート結果発表!!



「俺の彼女と幼馴染が裏で百合カップルだった」

書きます!!

それと、

「救いようのない中二病美少女をデレさせたい」

「今カノと元カノと元元カノが修羅ってる」

も、時間はかかると思いますが……………書くよ!期待に応えて書くよ!!

毎日連載したいから順番になるとは思いますが………お待ちください!!










「確かに、そうね」


 真顔の私たちは顔を見合わせる。


「それって結構問題じゃない?」


「問題だね」


「ならダメじゃん」


 淡々と言う心葉。

 これが、お互いの了承がなく付き合ったのだと大問題になるが、私はちゃんと立川くんに許可を取るつもり。

 心葉が告白をする前に、告白の事を濁しながら電話で聞いてみる。


 その答えを聞いてから、イメチェンを開始する。

 もし、まぁ絶対にないけど、立川くんが断ったら元も子もないからな。


「大丈夫よ。立川を私が説得するから」


「どうやって?」


「知ってるでしょ?私が口上手なの」


「まぁ、知ってるけど」


「立川くんのことなら心配しないで。絶対に説得するから」


「羽彩、変な事しないでしょうね立川に」


 ジト目で見てくる心葉。


 変な事はしない。どうせ結果は分かってるし。

 でも、変な事をして説得した態にした方が、心葉の反応が面白そうだ。


「何?それって嫉妬?」


 不快な笑みを浮かべて心葉を見る。

 すると、


「嫉妬じゃないし!何考えてるの!?」


 顔を真っ赤にしながら必死に誤魔化す。

 どう考えても嫉妬だ。

 私が立川くんに手を出すかもしれないと心配してる。


 心葉は独占欲が強め、いや、ものすごく強い。それはこれまでの行動でも分かるだろう。


 もし、私と立川くんの間に何かがあったら、心葉は不機嫌な顔をしながら私をベッドに縛り付けこれでもかとお仕置きしてくるに違いない。


 されたい気持ちもあるが、あいにく心葉が嫌になる事はしない主義だ。

 ちょっとイジるくらいならまだしも、本格的に嫌な行為は絶対にしない。


「大丈夫よ。何もしないから」


「本当でしょうね?」


「私が心葉に嘘ついたことある?」


「…………ない」


「でしょ?それに、もし私が何かしようとしても立川くんが確実に拒むわ」


「………だね」


「心葉に押し倒された時も、抵抗していたみたいだし」


「な……………っ!」


 ホテルでのことを思い出したか、羞恥に顔を染める心葉。


「それを今話す必要ある!?」


「話の流れ的に、前例を出した方がいいかなって」


「でも、いちいち恥ずかしい話をしないでくれる!?」


「心葉の可愛い顔が見れたから私は大満足よ?」


「私は不満足極まりないの!」


 スカートをはき終わると、地団駄を踏む。

 それにしても、相当忍耐力があるな、立川くん。


 私が心葉に押し倒されたら、秒で襲ってしまうのに。ものすごい精神力。


 それを、心葉に告白された時に出さなければいいのだけど。


 少しの不安が私の心の中に広がると共に、期待も膨らむのであった。


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