幕間余話 『白龍ウィンタースカイ』

 白い雪がはらはらと舞い散った。

 雪化粧を施したあまみや

 晴和王国の『王都』たるこの地で、少年は白い息を吐く。


「いなせだねえ」


 真っ白な外套を羽織り、マフラーをはためかせた。


「白銀の町も美しい」


 長い髪を後ろで一つに束ね、腰には刀を一つ差している。

 少年は、いざなみなとといった。

 創暦一五七二年一月三日。

 年が明けて、三が日の最後の日。

 ミナトは剣の道を極める旅に出ていたが、年末年始の帰省で王都に戻っているところだった。


「明日か明後日か。また旅に出ようか」


 そう思って王都の町を歩いていると、古道具屋の前で足が止まった。

 古道具屋は『ふるどうつねなが』と看板が出ている。

 この店内から声が聞こえてきた。


「え、泥棒?」

「たぶんな」

「どうしよう。お父さん、盗まれた物の中には高い白龍の大皿もあったでしょう?」

「ああ。他にも高価なものがいくつか」

「そんなぁ……年明け早々、だれが盗んだのよ」


 憤る娘と困った様子の父親であった。

 立ち聞きするつもりもなかったが、ちょうど聞こえてきた穏やかじゃない話にミナトは足を止めてしまっていた。

 それに娘が気づいた。

 娘はやや照れたように苦笑した。


「ごめんなさいね、ちょっと取り乱しちゃった」

「いいえ。僕も聞くつもりはなかったんですが、ご免」


 そのままミナトが立ち去ろうとすると、娘はミナトの袖をつかんでしゃべり出す。


「別にいいのよ。あなた、悪い子には見えないし、大声を出しちゃったわたしが悪いんだもの」

「そんな」

「あ、立ち話もなんだし、うちでお茶でも飲んでいきなさいな。あなた、ヒマでしょう?」

「まあ、忙しくはありませんが」

「話を聞いてもらえば、少しは気が晴れるってものでしょ? だから聞いていって欲しいの」

「僕は話をするのも聞くのも下手なんです」

「大丈夫。幸い、わたしもうまく話すのが苦手で、ついなんでも長話になっちゃう」

「へえ。そいつはまずい」

「ちょうどヨウカンもあるし、お茶淹れるわね」

「はい。ごちそうになります」


 しれっと立ち去るつもりでいたが、ヨウカンと聞いて簡単に話を聞く気になってしまった。ミナトは甘い物が好きだった。


「外套は預かるわ。ハンガーにかけておくわね」

「はい」


 外套を脱ぎ、ミナトは店内に入る。

 店内を見ると、とても昨日泥棒が入ったとは思えぬ整然としたものだった。品物はどれもきれいに並んでいる。


「いやあ、泥棒の入ったお宅には見えません」

「おれもそれが不思議でね。安物も盗む泥棒はいるが、明らかに金にならんとわかるクズみたいな商品も盗んでるんだ」


 ミナトはくすっと笑った。


「お客さんに売るつもりのものをクズみたいと言っちゃあいけませんぜ」

「おっと、そうだった。あんた、悪いね。うちの娘が引き止めちまって。あいつしゃべるのが好きでな」

「それはいいんですが、僕が聞いたところでどうなるものでもありません。僕こそただヨウカンをご馳走になってしまって」

「ははっ。そんな挨拶はヨウカンを食ってから言いな。で、あんた。名前は?」

「僕はいざなみなとといいます」


 店の奥から出てきた娘がそれを聞いて、ミナトにお茶とヨウカンを出す。


「ミナトくんっていうの。わたしはつねなが。それでそっちにいるのがわたしの父で、この店の店主・つねなが。よろしくね」


 よろしくお願いしますとミナトは会釈した。

 アラタは五十代前半、マヨコは二十代半ばで、人好きのする顔つきの親子だった。

 この古道具屋はアラタと娘のマヨコの二人でやっているらしく、小さい店ながらいろんな商品を扱っている。


「古道具屋なのに古着もあるんですね」

「それはわたしの趣味。というより、わたしの魔法が《布つなぎクロスパテ》っていって、布の修理屋さんみたいな感じだから、せっかくだし扱ってるの」

「なるほど」

「あら。ミナトくんの袴、ここちょっと切れてない?」

「ほんとですね」

「ちょっと見てて」


 チューブから接着剤のようなものを取り出して、それを袴の切れた場所に塗る。


「くっつけるように塗って、これで生地をつなぎ合わせるの。生地の補完も兼ねてるわ」

「へえ」

「乾くまでちょっと時間必要だから、袴は脱いでね」

「あはは。これはすぐには帰れないや」


 ミナトは素直に脱いだ。首に巻いたマフラーの他、着物と羽織だけになる。


「それにしても、泥棒の相手に目星なんてのはあるんですかい?」

「それがないのよ。うちなんてそんなたいした古道具屋でもないし、恨みを買うほどお客さんからお金もらったこともないしね」


 と、マヨコは笑う。

 アラタもへへっと笑って、


「違ぇねえ。ちょっと得したのなんざ、この前、らく西せいみやから来たって商人から白龍の大皿を安く買ったくらいか」

「白龍の大皿。さっき言ってたものですね」

「ああ。今回盗まれたのも、その白龍の大皿のおまけでもらったガラクタだ」

「今度はガラクタって」


 ふふっとミナトは笑った。


「そういえば、あのガラクタもあの商人から買ったわよね」

「あんなガラクタ、だれが欲しいんだかな」


 このあとも、ミナトはこの親子から話を聞いた。もっとも、そのほとんどが関係のない話ばかりで、ただのおしゃべりの相手になっていたというわけだった。

 ミナトは時計を見やる。


「ああ、もう六時を過ぎてる。空も暗いし、すっかり長居してしまいました」

「ミナトくん、家はこの近所?」

「遠いなら今日は泊まっていってもいいぞ」


 マヨコもアラタも、ミナトに泊まっていってもらいたそうに見える。


「いいえ。それほど近所ってほどじゃァありませんが、急げば夕飯までには帰れるでしょう」


 とっておきの《しゅんかんどう》の魔法があれば、遅くならずに帰れる。

 しかし、魔法のことなど知らない親子はそう聞くと引き止めた。


「だったら泊まっていきなさい」

「夕飯もたっぷり食べていくといい」

「まいったなァ。有難いのですが、申し訳ないです」

「いいのいいの」

「そうそう、うちはおれと娘の二人だけ。たまにはしゃべる相手がいたほうが楽しいからな」

「うんうん、そういうこと」


 ミナトは微笑する。


 ――さっきまでだって、ほとんどお二人でしゃべっているのを僕が聞いているばかりだったのに。おもしろい親子だなァ。でも、僕もお二人のこと、結構好きになってしまっているし、お世話になろうかな。


 ぺこりとお辞儀した。


「それでは、今晩はお世話になります」

「よしきた!」

「はい、くつろいでいってね」


 そんなわけで、ミナトはこの親子の家に一晩お世話になることにした。

 夕飯の間も楽しくおしゃべりして、お風呂もいただき、遅い時間までまたおしゃべりした。


「白龍の大皿ってのは、どうもあの商人が言うにはしんくにの代物らしいんだ。白龍伝説は晴和王国の中でも各地にあるが、元は海を越えて昔のそうくにから伝わったらしい」

せいおうこく各地の神社で祀られてるみたいよ。その中でも信果ノ国の白龍を見て描いた絵だってことなの」

「へえ。信果ノ国といえば、王都からだと武賀むがくにの西側ですね」

「陰陽道だか五行思想だかだと、白は西を表すんだって。西は金運だとか、白虎もそうだとか、虎は金運だとか、あの商人、他にもなんかいろいろ言ってたんだけど、忘れちゃった」

「あとはあれだ。龍ってのは空を飛べるだろう? 白龍も飛べるんだが、飛ぶのが他の龍よりも特に速いらしい」

「確かにそんなこと言ってたわね。あとは、金を吐き出すから縁起がいいとかって話よね。その西だからどうのこうのってことで」

「だな」

「ああ、そういえば、リョウメイさんもそんなこと言ってたような……」


 ついつい、ミナトは大きくあくびをした。


「ふわぁ」

「あら、もうこんな時間。ミナトくんも眠くなるわよね」

「付き合ってくれてありがとな。そろそろ寝るとするか。おれもマヨコも、久しぶりにしゃべり過ぎちまったよ」


 毎日いつまでもおしゃべりする親子なくせに、今日は特別なような口ぶりだった。

 いよいよ就寝というとき、外からガタガタ音がする。

 ぼんやりしていたミナトが、そこで意識がハッキリしてくる。


「外で物音がします」

「どうせ子猫がドアにぶつかったとかだろう」

「怖い?」


 いたずらっぽくマヨコが微笑みかけるが、ミナトはすっくと立ち上がった。刀を腰に差す。


「なんだか気になるので、見てきます」

「また泥棒だったら大変だ。昨日の泥棒はきれいに鍵を開けて出ていったみたいだからな。おれもついてくぞ」


 アラタがミナトといっしょに店のほうに行くと、複数の黒い影が店内でドアをガタガタ揺らして開けようとしていた。


「だれだ! おまえら!」

「泥棒?」


 すぐ後ろからついてきていたマヨコが顔を覗かせる。

 黒い影は戸をガタガタやって開けると、外に出ていった。

 ミナトはさっと身軽に店の外に出る。


「これは……」


 その目に飛び込んできたのは、予想外のものだった。

 月明かりに照らされた黒い影は、子ウサギや瓢箪の妖怪だったのである。他にも人型をした妖怪がいた。

 妖怪たちが行く先を見ると、そこには白龍の妖怪もいた。人型になっており、ツノがあって鼻が天狗のように高い。

 遅れて外に出たアラタとマヨコも、妖怪たちを見て驚いていた。


「よよよ、妖怪だ!」

「えぇ! もしかしてあれ、大皿? そうよね? 顔が似てるもん」


 これにはミナトが微笑しながら答える。


「ええ。そうですね。あの白いのがはくりゅうかい。他は雑魚妖怪みたいです」

「……白龍ノ……怪」

「やっぱり、大皿なのか」

「僕の友人に陰陽師がいるんですが、その方のお話でも、物が妖怪に化けることはあるそうです。どうも今回はそれらしい。洛西ノ宮では妖怪もたびたび見ますが、こっちじゃァそれほどじゃありませんし、驚いたでしょう」

「お、驚いた……」

「うん、驚いたわ……」

「て、笑ってる場合じゃないぞミナトくん! 危険だから家に隠れてなさい」

「そうよ、家に戻って!」


 にこやかなミナトに、アラタとマヨコは自然とつっこんでいた。


「いいえ。お世話になったお礼に、僕は一太刀」

「た、戦うの?」


 不安げなマヨコを見てミナトはふわりと微笑む。


「この手の妖怪は、しっかりと退治してやるのがいいんです。ただの普通の剣なら危ういが、僕の刀ならどんな妖魔も断ち切れる。まあ、任せてください」


 ミナトは、愛刀『あましらぎく』をすらりと引き抜いた。

 天下五剣とされる最上を超えた至宝の刀であることなど知らない親子は、不安でたまらぬ顔で見守る。

 妖怪たちは逃げようとしていたが、ミナトが刀を抜くと、その青白い光を放つ刀身に魂ごと引きつけられるように、ぞろぞろとこちらに向かって駆けてきた。


「ひぃっ」

「や、やっぱり危ないぞ!」


 マヨコとアラタの反応を見返ることもせず、ミナトは極めて静かな音のない動作で腕を引き、


「《そら》」


 刀を振るった。

 それが一度か二度か、はたまた三度なのか四度なのか、親子には目では追い切れないが、無数の斬撃が飛び、十体に近い妖怪たちが斬られてしまった。

 カランコロン、カラン……。

 古道具が散らばる。

 あの妖怪たちが古道具に戻ったものである。

 しかし、まだあの白龍ノ怪は他の雑魚妖怪たちと違って斬撃も避け、手を前にしたゾンビかキョンシーかというような不気味なかっこうで迫ってくる。


「うぅ」


 呻くような声が漏れ聞こえる。


「さすがに一筋縄じゃァいかないか。この妖怪、なにか悲しみや恨みでもあるのかな?」


 少し考えるが、やめた。


 ――気遣ってる余裕もないや。


 ミナトはまた刀を振る。


「《あまれつしょう》」


 白龍ノ怪は、飛び上がってこの斬撃も飛び上がって避けると、もうミナトとの距離は五メートルもない。口に青い炎を創りだし、上空から猛烈な火炎を吐き出した。


「いやあああ!」

「ミナトくーん!」


 親子が心配して叫ぶが、ミナトはすでに、そこにはいない。

 上空数メートルの高さで炎を吐く白龍ノ怪から、その真下――たったの二メートル下の中空で、ミナトは刀を舞わせた。


「《そら》」


 ブワッっと竜巻が上空に向けて発生し、白龍ノ怪は空に巻き上げられた。

 身体が横回転する白龍ノ怪、そのツノが斬られてボロボロになって地上に落下してくる。

 白みがかった常闇の空から降ってきた白龍ノ怪は、やがて地上に辿り着くまでに、姿が人型のそれから大皿になった。

 不思議な光景に、親子はただ見入っていた。

 降ってきた大皿を、ミナトは両手で優しく受け止める。


「こんなお皿だったのか。きれいだ。そして力強い」


 大皿に視線を注いでいたら、どこか寂しさを感じ取った。

 だからミナトは悟った。


「使って欲しかったのかな。このお皿」




 話を聞くと。

 この白龍の大皿は商人の売り文句としても、ずっと使われずに保管されていたものらしい。


「安かったのも曰くつきってやつだったのかもな」

「そうね。どこかの長者の家宝だったらしいとか言ってたもん。それで、ずっと使ってもらえなかったからこうやって妖怪になって出てきたのかも」


 親子もそう思った。


「大事な売り物ですから、どうするかはお二人に任せます。でも、使ってあげられる人に渡るといいですね」


 少年剣士の穏やかな笑みを見て、アラタはニッと笑った。


「大丈夫だ。おれが使う。おれとマヨコで使うとするよ」

「お父さん、それ本当?」

「おう。もちろんだ。どうせ安く買ったもの。それなら、おれたちで使っても損したわけじゃあなし。だろ?」

「ふふ。それもそうね」


 アラタは家の中に戻ると、さっそく接着剤のようなチューブを取り出した。


「このまま使うとなると、小さなヒビが入ってるせいでそのうち割れちまう。おれの魔法は《土つなぎソイルパテ》。陶器だろうと土塀だろうと、土製のものならくっつけられる。これをすると、この手の高価な陶器の値打ちは下がっちまう。わかるやつが鑑定すればつないだことがわかるからな。でも、おれたちが使うんなら気にしないでいい」

「もう、お父さんったら。ヒビなんてほとんど見えないんだから、割れてからやってもいいのに」

「これでいいんだ。な、ミナトくん?」


 水を向けられ、ミナトは笑顔でうなずく。


「はい」




 翌朝、ミナトは白龍の大皿に盛られたおむすびをいただいた。

 店を開ける前からおいとまする。


「お世話になりました。楽しかったです」

「こちらこそ。ありがとう、ミナトくん」

「もうミナトくんもうちの息子みたいなもんだから、いつでも来てくれよ」


 この日は冬なのに朝靄が冷えた空気を白く染めていた。

 王都を歩く人は朝でも多い。


「袴もすっかり直ってる。すごいなァ」


 昨日、《布つなぎクロスパテ》で修繕したもらった部分も、まったくその痕が残っていないほどきれいだった。


「お礼でもらった《布つなぎクロスパテ》もあとでまた袴が切れたら使うとしようか」


 ふと、ミナトは足を止めて空を見上げる。


「あれは……」


 長い身体。

 白蛇のように白い鱗をまとった姿は、本物の白龍かと思われた。

 美しい光の矢が、長い身体をうねらせ、悠々と軽やかに空を飛ぶようで、つい見とれてしまった。

 それもほんの一瞬で、白龍はキラッと光を放ったかと思うと、南へ向かい、低い雲の中に消えていった。

 雲を散らす波が空を巻き、地上でも風を感じられた気がした。

 刹那、ミナトは北風を受け、マフラーで口元を覆う。


「白龍が空に昇ってゆく。僕も昇ってゆかねばならない。剣の道を、一歩ずつ」


 マフラーをはためかせ、ミナトが次にゆくのは……。




 それから約四ヶ月後。

 古道具屋、『ふるどうつねなが』ではあれ以来あの白龍の大皿が化けて出てくることはなかった。

 ミナトが再びこの王都に戻ってくる数日前。

 白銀の髪を持つ少女が、この店で商品を買った。


「本当は古道具屋だから古道具がメインなんだけど、わたしの《布つなぎクロスパテ》に目をつけるなんてやるね」

「これからわたくしが出会う大切なお方が、必要とするときがくるかもしれないので」

「使う機会はいくらでもあると思うわよ」

「えっと、クコちゃんだっけ。気をつけて」


 親子が少女を見送り、「はい。ありがとうございます」と少女は歩いてゆく。

 またその翌日には、顔なじみの二人組がいた。


「アキくん、エミちゃん。よく来たね」

「おむすびでも食べていってよ」

「うん! アラタさんとマヨコさんの話、また聞かせてよ」

「アタシたちいろいろと見て回る予定があるから、長居はできないんだけどね」


 サンバイザーをかぶった二人組の友人に、白龍の大皿に乗せたおむすびを出してやる。


「いいお皿だね!」

「使ってもらえてうれしそう!」

「わかるの?」

「この大皿には逸話があってさ。とある少年剣士の話だ」

「世にもいなせな天才剣士よ」


 意気揚々と親子は二人組に話し始めた。

 さらに数日後。

 ミナトが久しぶりの王都を歩いていると、『古道具の常長』の看板が目に入った。


「茶屋でひと休みしようと思っていたけど、ここに寄ってからにしようか。ご挨拶しておこう」


 約四ヶ月ぶりの少年の姿をみとめると、親子は嬉々として迎えた。


「いらっしゃい。あら? ミナトくんじゃない。おかえり」

「よく来てくれたね。ミナトくん。大皿もほら、使ってるよ。この前なんて、使ってもらってうれしそうって言ってくれる子がいてさ」

「それはよかったです」


 ミナトが白龍の大皿を見ると、確かにうれしそうにしている気がした。

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