第22話 スティモフの正体
俺たちは急いでスティモフのところへと向かった。この判断した理由はスティモフの存在があったから。もしこのことが第二皇子の策略ならスティモフがすでに協力しているはずだ。しかし教師である以上は生徒を守る気持ちがあると考えた。だからスティモフはこのことを知らない。
いた!
「スティモフ!!」
「一番早かった...ってそんなに急いでどうした?」
ブレンが隙を開けずにキングウルフが出現したことをスティモフに伝える。するとスティモフの普段のだらけ切った顔がみるみると変化する。
「あんたらここで待ってろ」
スティモフは上に向かう。横をみるとブレンは安心していた。しかしもう一人はそわそわしていた。俺の視線がどこに向いているのか気付いたブレンはメリッサに向かって、
「大丈夫ですよ」
優しく答える。実はスティモフはデューレン王国の元兵長だ。しかも『死神』と言われていた。なぜわかったのかは簡単でスティ・モフが本名でそれを知られていたからだ。もちろんブレンもそのことを知ってるし、むしろヘイト帝国だけ知らない。
スティモフはそのことを知ってたからこのヘイト帝国に来たのだろう。
メリッサが知らないのは当たり前だ。
そして数分後、スティモフが帰ってきた。
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