誰にも語られることのない言葉も、時として胸のうちに抱えているだけでは苦しくなり、自分から少しだけ離したところに置きたくなる。小説の効用ってこういったところにあるのかもしれませんね。
まるで、ここではない自分に送る言の葉の便りって感じですね?
添い遂げられなかったもう一つの人生を胸に抱えて、死出の旅路に赴く気分はどんな感じなんでしょうね。ちょっと羨ましくもあります。綺麗な記憶が彼を度々温めてくれたはずですから。
作者からの返信
鷹仁さん
素晴らしいコメントをありがとうございます。
そうですね、うらやましくもありますが、とても切ない最期だとも思えます。
幼稚な自分をふりかえる形で書いたため、今だ解れきらないのです。気のきいた言葉を返せず申し訳ありません。
深く読んでくれてありがとうございました。とても嬉しいです。
こんな古風な文体で書く人でしたっけ?笑
個人的には、白川さんの作品では昔ノベプラで連載されてた女子高生の長編(ビアンドショコラでしたっけ)みたいな作風のほうが読みやすくて好きでしたが、これは面白かったです。もう少し自分自身が人生を重ねてから読み直したほうが味得できそうだなと思いました。
作者からの返信
ウッドさん
コメントありがとうございます。
文体はですね……違ったと思います(笑)
というか模索中です。
ノベプラではお世話になりました。なんだか懐かしいですね。
本作は実話にもとづいたエピソードですが、多少の色づけはあれどなかなか小説タッチにするのに苦労した記憶があります。
最後まで読んでもらえて嬉しく思います。
新作を出しましたら、ぜひともまた読みにきてください。
ありがとうございました。