エピソード5
タオのドロップキックから10分が経過。
ようやく、メリナが口を開いた。
「ドユコト?」
「申し訳ございません!」
蒼堂が全力で謝っている。
タオは横で呑気な顔をしていた。
さっきから、こいつの思考は理解できない。
「まったくもって関係ないですが、長が来ませんね。」と攻浜が言った。
そういえばそうだな。
「本当ですね。何かあったのでしょうか?」
メリナさん。あんたは、自分の心配した方がいいよ?
[緊急!長が何らかの傭兵部隊に連れ去られた模様!]
突然サイレンが鳴り響き、アナウンスが聞こえてきた。
全員口をポカーンと開けて、「??」と言う顔をしている。
蒼堂が口を開いた。
「F2メンバーに命令!総員、長を救出に向かえ!」
「「「「了解!」」」」
てか、了解とは言ったものの、ハンドガンしかないんですけど。とりあえずやりに行くか。
5分後
「おら!喰らえ!」
これが俺の本気じゃー!
「ホォーッワター!」
「これが俺のスーパーパンチヨー!」
そういえば、タオは戦闘になると、性格が変わるんだったな。
「遅れてすみません!」
なんか聞こえる。メリナに似た女が走ってきてる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます