嫦娥閉殻編

エピソード4

「着いたぞ。」

 その声で目が覚めた。へ?まじ?

「「「「はーい」」」」

「降りる準備をしておけ。」

「こちら、F2メンバー輸送機。着陸要請。」

 パイロットが着陸態勢に入った。




 30分後




「これから、嫦娥閉殻の長、旧貴族の末裔と対談する。」

 いきなりすぎじゃね?蒼堂さんよ〜。

「いきなりなんですか?」と言う鳳仙の声。

 お前も同じ事を思っていたか。

「仕方がないだろう。都合が合うのがこの時間だけらしい。」

 じゃあ仕方ないか。

 何やら足音がする。美人がこっちに向かって走ってくる。見た感じ、ヨーロッパ系の人種だろうか。

「すみません!遅れました!」

「私、姉アリスの代わりに参りました。メリナと申します。」

「あれ?対談はお姉様と伺っていたのですが。」

「姉が急に体調を崩した為、私が参りました。」

 誰?アンタ。としか言いようがない。

 蒼堂とこのメリナとかいうやつと知り合いか?

「アチョー!」

「「「「「え?」」」」

「タオ!何をしている!」

「何ってドロップキックでーす!」

 は?マジで何やってるん?へ?タオ?

 相手は多分結構偉いぞ?やばいやん。F2の株ただ下がりやん。

 3分ぐらい沈黙が続いていた、、、

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