エピソード3

 やべえ。なに持って行ったらいいんだ?これ。

 いきなり、嫦娥閉殻に行くとか言われて、慌てて荷造りしてるけどさ。無理だろ。

 武器とかどうすんの。飛行機で行くんだぜ?

 絶対検査で引っかかるでしょ。

「おい、鬼刃。」蒼堂に呼ばれた。

「おう。何だ?」

「ごちゃごちゃ言わずにさっさと荷造りを終わらせろ。1時間後には拠点を出るぞ。」

「そうは言っても何で行くんだ?飛行機じゃないのか?」

「は?」いや、は? じゃなくてですね、蒼堂さん。

「お前は何を言ってる。ヘリだぞ?」

「ゑ?は、はい?へ、ヘリ?」

「何か問題でも?」

 マジか。俺らにヘリなんてあったんだ。へー。

 てことは!?荷物検査もない...?

「しゃオラ!見たか!」

「お前、本当にさっきからうるさい。」

「はい。すみません。」真面目に怒られた。

 ま、とりあえず1週間分あったら何でも足りるだろ



 1時間後



「忘れている物はないな?ドアロックを掛けるぞ?」

「「「「大丈夫でーす。」」」」

「ところで、ヘリはどこにあるんだ?」

「今、向かって来ている。」

 何か物凄い騒音が聞こえる?

 上空に何か見つけた。もしかしてあれか?

 うん。あれだな。

 ヘリが着陸した。そして、ハッチが開いた。

 何か声が聞こえる。

「よう!久しぶりだな蒼堂!」

「後にしろ。」

「君らがF2メンバー?よろしく!」

 この男がパイロットか?まぁいいか。

「さあ、乗った乗った!」

 全員が成り行きのまま、ヘリに乗り込んだ。

「じゃあ、離陸するね!」

 俺たちは本当に行くらしい。

 ま、とりあえず、寝るか。

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