田原総一朗、自宅に籠城する
僕、田原総一朗は警察に追われている。これは・・・・・マズいぞ。とんでもないことなってるぞ。有名人が警察に追われるって。だが、芸能人とは言っても世界で冒険するとか、スタジオゲームするとかそんな若い者ではない。僕は机の上で人と討論するのが仕事だから、足腰は、ダメだ。
「待ちなさい!!」
「マズいな」
何で、僕は逃げているのだろう。さっきは自首したのに。いざ追われる立場になると、ついつい逃げてしまう。てか、逃げてもどうすればいいんだ?
「よし、もうすぐ追いつく!!」
足が速そうな警察官が背後まで迫っている。
「ダメだ・・・・・」
だが、幸運があった。僕が1つの交差点を渡り切ると・・・・・
ブーン・・・・・ブーン・・・・・ブオーン
5台の大きめの車が連なって道路を渡っていく。
「チャンスだね」
最後の力を振り絞って、僕は自宅へ急ぐ。
ブーン・・・・・
車はみんな通り過ぎたようだ。
「待てい!!」
どうやら、先程の車のうち先頭の車両がスピード違反だったようだ。
「えっと・・・・・スピード違反を追うものは車を追え!!」
「了解!!!!」
とはいっても、僕を追う部隊とスピード違反を追う部隊に分けるのがスムーズにいかないようだ。これは、さらにチャンスだ!!!!
ガチャリ・・・・・バタン
やっと、自宅へ帰ることができた。まだ警察は来ていない。あ、今、家の大きな窓から警察を確認することができた。
「田原総一朗はどこに行った!!!!」
「田原総一朗を見た人は、教えてください!!」
そうは言っても、道路には誰も通っていない。
「田原総一朗はここら辺に住んでいるようだな」
「ここのどこかを今、本部に確認している」
「あと、どれくらいで分かりますか?」
「あと・・・・・最低でも5分はかかるだろう」
「嘘でしょ!!!!」
「ひとまず、ここら辺を探ろう」
警察はみんな相談中だ。ひとまず、ここら辺にある家を探っていくようだ。それなら、まだ持つかもしれない。
スーピースーピー
僕、田原総一朗は静かな寝息を立てて畳で寝ていた。そのころに、ついに警察は総一朗の家に目を付けたようだ。
ガヤガヤガヤガヤ
総一朗の家に気づかないうちに視察に来た者がいたようだ。
「間違いありません。田原と書いてありました」
「そうか、よくやった」
「俺たちの面倒見のいい上司をバキバキにした田原をバキバキにしてやる」
「だが、相手は超能力を持っているぞ。何ができるのか分からない」
「本当か・・・・・?」
ガチャ
その音に、総一朗はびっくりして飛び起きた。
「嘘だろう。いや、本当か」
「田原総一朗、覚悟しろ!!」
「君たち、警察のくせにマナーがないね。これでは逆に泥棒のようだね」
「そんなことはない!!」
1人が、総一朗に反撃してしまった。
「まずは、インターホンを押すだろう?」
「それは、普通の人にはな」
「まあいい。ひとまず、何でこんな野良犬と野良猫がいっぱい乗り込んでくるんだ」
「グッ・・・・・?」
いくつかの警察官がひるんで、倒れた。
「大丈夫か!!!!」
警察は、一度退避した。
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