ブラザー・インサイト

あとがき

　はじめましての方は初めまして。

　前作『シスター・ショコラティエ！』からの方は一ヶ月ぶりです、Call-Catです。

　今回は前作の続編的なお話となっていますがいかがでしたでしょうか。友人視点から眺めるホワイトデーを楽しめて頂けたら嬉しいです。

　前作のあとがきでもたぶん似たことを書いてるんですけど、チョコが貰えない関係上自然ホワイトデーにも縁がない自分なんですけど、やっぱりホワイトデーの空気感は好きです。なんならクッキーとか焼き菓子とか取り扱ってるお店が多い分ホワイトデーの方が見ていて楽しかったり。今年も外出先で猫を象ったクッキーとかあったんで衝動買いしてたぐらいです。サクサクとしたラングドシャ系の食感、とても美味でした。

　そしてこれまた前作のあとがきのそれに似てるんですけど、ホワイトデーのお返しをどうしようか悩んでいる男の子っていいですよね。これに関しては年齢問わず良いですよね。

　自分も前述したクッキーを買うためにけっこう長めの列に並んでたんですけど、前に並んでたおじいさんが掌サイズの商品を持っていましてね、「あー、奥さんへのお返しかな？　お孫さんへのお返しかな？」と尊さが溢れるとこでした。なんならこれで一本書けるんじゃなかろうかって勢いで尊い。

　はてさて、そろそろお別れの時間がやってきましたかね。

　こうやってあとがきを締めくくる瞬間はやっぱり「書ききったんだなぁ」と一抹の寂しさを感じたりするんですけど、それでもまた皆様にお逢い出来ることを楽しみにしながら日々精進してまいります。

　それでは、寄り添う春の香りと共に、貴方のポケットに物語を。

　Call-Catでした。