第3話 あ…この人

自分探しの旅をしていた弥生は小さな町で暮らしている愛奈の土地へ辿り着いた弥生は列車から降りる そこに居たのが愛奈だった。「こちらの名物はなんですか?」気さくに話しかける弥生だったが振り向いた愛奈は感じた。

「あ、この人…」夢で見てきた貫禄のある体格のいい男性だった。後ろに回り横に立ちくるくると男性の回りを無邪気に観察する。

間違いないよ!霊能者長谷川の言っていた前世の記憶が蘇る。

弥生も愛奈の様相に懐かしさを感じ話しかけたに違いないと実感していた。

正に長い時代を超え出会った2人…

2人は同時に運命を感じ懐かしさと共に愛奈の案内で名物を見て歩く。

弥生も楽しそうに買い物をしていた。

「何か食べたいなぁ…」と辺りをを見渡す弥生。駅中の食堂をみつけ名物を食べる。

愛奈は美味しそうに食べる弥生に惚れたのだった。 もちろん弥生もその気がなければ訪ねなかったし「何か食べたい」などとは言わなかっただろう。


愛奈は前世の記憶や自分の能力を隠し通すことを決意した。

元々、貫禄のある男性が好みだった愛奈は自分のマンションへと案内する。

そして一夜を共にしたのだった。

翌日も観光は続きいよいよ帰らなければという日が来た。

愛奈は別れが惜しく「私も行きたい」と言ってみた。2人で今後のことを話し合うスピード恋愛。愛奈は弥生について行ったのだった

全てを捨てて。

愛奈の頭は前世の記憶でいっぱいだった

今こそ現世でこそこの人と共に行きたい。

シナリオができていった。


都会におりた愛奈…

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