あれは夢だったのかなぁ…そう思うことがしばしば愛奈にはあった。

なんだか夢がおかしいと思ったのは小学生の頃…その夢には続きがあったのだ日々、愛奈の脳裏に綴られる物語は前世の記憶。

それを証明したのがとある霊能者である。

霊能者、長谷川は「君には不思議な力がある思いあたることはないかい？」と愛奈に尋ねる…「私ね夢の続きがみれるの…」辺りを気にしながら小さな声で愛奈は応えた。

愛奈はまだ子供だったが遠い未来の夢をみている錯覚に陥っていた。

しかしその夢は前世の記憶なのだと長谷川は教えてくれる。

長谷川と出会ってから愛奈には次々と不思議なことが起こるようになった。

愛奈は夢の中で見たことのない男性の後ろ姿を見ていた。大きく貫禄のある凛々しいその姿が大好きだった。

漸く振り返った男性は愛奈好み…その男性も愛奈のことを好きになるが2人は謎の力によって引き離されてしまうという夢だった。

長い時代を超え出会った男性とは…

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