泥棒の名前は蛇、そして小予言


「俺の名前は泥棒の蛇、ルパン三世とかキャッツアイを見る暇なくこうして盗みをする、怪盗なんてよくわからねぇ生き物だしな」


その家には宝石のお宝があると言う。


敷地内に忍び込むと熱い、釜茹でみたいだ、玄関前には犬小屋と車があった、しかし、そんな事はどうでもよく人の気配がした、咄嗟にそこにあった大きな段ボール箱に入る。


「未来が暗くて何も見えなぁぁぁいっ!」


その大きな段ボールは釜茹でから灼熱地獄に変わる、上から歩行用の光る杖が振り下ろされる、それが発火してしまったのだ。


「た、たんまっ!」


神の杖、軍事兵器としては最高峰を誇る。


それに限りなく近い無慈悲な八つ当たり。


その歩行用の杖を持ったのは眼鏡をした老人だった、巧妙に闇を抹消して隠滅した。

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