裏山の座談


その裏山と言われる場所での一幕。


「俺は小説家になりたいんだ」


若者はありきたりな吐露をする。


「そうか、ペンネームはどうする?」


老人は好奇心と猜疑心で心が濁っていた。


「鬼塚にしたいですね」


若者の使ったミームは特有だった。


それは祝福されなかった。


「名前に鬼はよくない、戦国武将、直江兼続の兜は愛、愛の一文字を使いなさい」


そんな事を老人は独自の偏見から言う。


しかし、口は災いの元、沈黙は金とも言う。


そして、その後、その二人はバック・トゥー・ザ・フューチャーの話をした。

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