免罪符


「これこそもう一つの真実オルタナティブファクトだ、私は素晴らしいし、完全に正義であると思われる」


不良少年を持つ母親の子煩悩は計り知れない。それは太陽さえも飲み込む魔性だ。


それは量子コンピューターの人工知能でも同じことだろう、弁護士は無能である。


こんな子を何故、有罪にするのか?


無意味で無価値な時間が吐き出されるだけ。


ならば、彼の持つ断罪の大鎌は哀愁が漂う。


「そうです、貴方以外が邪悪です‥‥‥」


そのメイド型アンドロイドは彼をした。彼女はニャルラトホテプだった。


彼女の本音はきっとこうだ。


「こんな世界、全て間違ってると思う、あぁ、私は九本ある狐の尻尾のただの一つ、うふっ、うふふふふふふふふふっ!!」

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