第142話

「よし!大丈夫そうだね!

ルーク鏡見てみなよ」


言われた通りにルークは鏡を見て

勢いよくこっちに寄ってきた


「お、お前まさか今のって…」


「うん、秘薬だよ」


「お前あれがいくらするのか知ってるのか!?」


「買取金額は白金貨2枚だったかな?」


「そんな高価なもの使っちまって良かったのかよ!?」


「いいんだよ。

ルークのおかげで僕は冒険者になる決意が出来たんだから!そのお礼だよ」


「いや、釣り合わねーよ。馬鹿なのか?」


「じゃあ王都について教えてよ」


「それくらいならいいけどよ

エスタ、ホントにありがとな。

結構気にしてたんだよ

あの傷見る度にあん時の事思い出しちゃってな」


「気にしなくていいよ!」


「で、王都についてだっけ?

何が知りたい?」


「全部!」


ルークはでかいため息を着いてから説明してくれた

王都にはダンジョンはないけど、いつ作られたのかも分からない転移魔法陣があるらしい。

この転移魔法陣は毎回違う場所に出るからどこに繋がっているか分からないんだそうだ。

通称ゲートと言われてる。

ゲートはパーティ単位で移動できる。


ゲートの行先はまるでダンジョンみたいで宝箱もあるし、魔物を倒したら魔石やドロップアイテムが出るらしい。

これはダンジョン内にランダムで転移してるんじゃないかって説が有力らしい


ただ転移魔法陣の先で秘薬が見つかったことはないそうだ。

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