第141話

「うん。

秘薬なら治せるかもしれないってお医者さんに言われたよ」


「はー、それでカスーロに行ったのか

秘薬は見つけれたのか?」


「うん

何とか見つけてちゃんと治せたよ!」


「よし!じゃあ今日はお祝いだな!

久しぶりの再会とお前の母ちゃんの回復祝いだ!俺の奢りだから遠慮なく食って飲め!」


「ルークありがとう!」


「とりあえず、何か飯色々買ってくるから

ここで休んでてくれ!」


と言ってルークは買い物に行った。


「アカリ放置しちゃってごめんね!

彼はルークって言って同じ孤児院だったんだ!冒険者になる時にルークは王都に来てたんだ」


「気にしないで!

声かけられた時はびっくりしたけどね」


と、笑いながら許してくれた

しばらくアカリと話しているとルークが帰ってきた


「ただいまー

俺がいないからって変なことしてねーだろうなー?」


「してないよ!」


「冗談だ!」


「ルークその傷どうしたの?」


「あー、これか?

これはパーティでレッサードラゴンの討伐依頼受けて、勝てないからって撤退しようとした時にパーティメンバーに囮にされて顔を引っかかれたんだ」


パーティメンバーに囮って…

この傷なら治せるかも


「大変だったんだね

良かったらこれ飲んでみて」


「なんだこれ?」


「いいから飲んで見てよ」


ルークが秘薬を飲むと

傷口がじゅくじゅくと泡を立て始めた

少しすると傷は綺麗に無くなっていた。

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