第136話

「行ってらっしゃい」


と見送られて家を出た。


早速カスーロの街を出て王都に向かうことにした。

もちろん道中の魔物とはできるだけ戦闘をしながら進んでいく。


「ここから王都まで本当なら歩いて3日くらいなんだけど、僕は修行したいからできるだけ魔物と戦いながら進んでいくよ

疲れたら言ってね?」


と声をかけながら森の中に入っていく。


見かけた薬草はもちろん採取する

この薬草がステアの花になると思ったらギルドに納品するの勿体ないな。


「アカリ、これが薬草だよ

他にも癒し草とかステアの花とか色々珍しい草花もあるらしいんだけど滅多に見かけない」


「この薬草は採取してどうするの?」


「これは採取したらギルドで納品できるんだよ

10本1束でかなり安い金額だけどね」


「そうなんだ!

じゃあいっぱい探した方がいいね」


そんな会話をしながら薬草採取をして

ここら一体の薬草を取り終えたと思ったら

王都の方に進んでいく。


王都に着く頃には薬草の数はかなり溜まりそうだな。

あ、そういえば


「アカリ、うさぎの魔物はできるだけ殺さないで!あんまり傷つけたくないんだ」


「なんで?」


「僕は人間になる前はうさぎだったんだ。

だから何かうさぎとは…」


「そういう事ね

わかったよ!」

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