第137話

「え、信じてくれるの?」


「だって私だって異世界から来てるのよ?

うさぎが人間になるくらいありそうじゃない?」


「え?うん?うーん

そう、なのかな?」


「まあ細かいことは気にしなくていいのよ!」


そう言いながら歩いていると

ゴブリンの巣になってた建物が見えてきた


「あの建物でちょっと休憩していこうか?」


「エスタって優しいのか鬼畜なのかわかんないんだけど…」


「ごめんね!

でも外で休憩するよりは安全だから」


建物に近づくと何かの気配がした


「アカリ、待って!

何かいる!」


アカリに止まってもらってできるだけ音を立てないように近づいて行った


「誰だ!出てこい!」


あれ?この声って


「ザルトさんですか?」


「ん?坊主か?」


「もしかしてゴブリンの巣の討伐ですか?」


「ああ、そうだ!

ここだって聞いてたんだけど何もいねーんだ」


「すいません!

僕が一昨日来た時に見つけて巣を潰しちゃいました」


「そうなのか!

じゃあ坊主は何しに戻ってきたんだ?」


「修行しながら王都に向かうのに森の中を通っていて休憩するためにこの建物にきたんです」


「休憩か!

じゃあ一緒に飯でも食おうぜ!」


ということで一緒にご飯を食べることになった


「この子はゴブリンに捕まってた子でアカリって言います」


「初めまして!アカリです」


「ゴブリンに捕まって良く無事だったな

俺はザルトだ!よろしくな」


とみんなで挨拶をしてご飯を食べた

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