第113話
「エスタ!?」
賢者の宝玉に血を垂らしたらエスタが急に倒れた
みんな焦りながらエスタの周りに集まってきてエスタに呼び掛けてる
でもエスタは目を覚まさない
「お医者さん!お医者さんを呼ばないと
ちょっとまっててね
すぐ呼んでくるから」
焦りながらもそう言うと
『ドーラ大丈夫
ザルトがこっちに向かってるからついでに呼んできてくれるって』
クリスがもう呼んでくれてたみたいだ
ああ、本当にエスタはいい仲間と出会えたんだ
よかった
ーーーーーーーーーーーーーーー
真っ暗だ…
この感じ転生させて貰う時に神様に会った時にそっくりだな
僕はまた死んだのかな
と、そんな事を考えてると
暗闇の中から声が聞こえてきた
『汝の願いを答えよ』
念話みたいな感じだな
「僕は強くなりたい
強くなって困ってる人を少しでも救いたい!」
『ならば吾輩が力を貸してやろう』
「え?」
『そなたは本心から先程の答えを言った
ならば吾輩が協力してやる』
さっきの質問をしてきた人とは違う声だ
「力を貸してくれるってどういうことですか?
あなたは誰ですか?」
『吾輩の記憶を好きに使うが良い。
吾輩は賢者マークスである』
「賢者マークスさんですね
僕はどうなっているんですか?」
『そなたは賢者の宝玉の所有者となった
故に今はそなたの脳に賢者の知恵を記している最中だ
その間そなたはここで賢者の宝玉の説明を受ける』
「あ、死んだわけじゃなかったんですね
分かりました。説明をお願いします」
賢者の宝玉とは持ち主に知恵を与える代わりに持ち主の死後持ち主の記憶や考えてなどを記録する宝玉だそうだ
僕で150人目の持ち主らしい
だから149人分の知識が与えられるってことらしいんだけど、よく分からない
そう伝えると
簡単に言えば物凄い博識になるって事だと言われた
その知識を使えば効率よくレベルを上げる方法も強くなる方法も分かるし薬や医学に関しても詳しくなれるそうだ
なんか凄すぎる力で逆に怖いな
あらかたの説明を受けた僕は
『知識の書き込みが終わったようだ
そろそろ目覚める時間だ』
「ありがとうございました!
マークスさんお元気で」
と挨拶をした所で目が覚めた
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