第71話
ザルトさんのペースに合わせて
エールのグラスを空にしたら顔が真っ赤になってたようで
爆笑しながらも僕には度数の低い葡萄酒自分にはエールのおかわりを頼んで
本題に入ってくれた
「ダンジョンっていうのは実はなにかってーとわからん」
ガッハッハッと笑いながらそう言う
どういうことか聞くと
「ダンジョンがいつからあるのかどうやって出来るのかは全くわかってないんだよ
分かってるのはダンジョンには魔物がいて魔物を倒すと死体は消えるその代わり確実に魔石が落ちるのと低確率でアイテム等を落とすんだ」
魔石というのは外の魔物には無いものらしい
ダンジョンで取れる魔石を使ったマジックアイテムも多いようだ
「後は宝箱がたまに見つかる
中身はランダムで開けるまでは何が入ってるかわからない
何も入ってないことや罠のこともある
まあ夢のある話だわな」
僕が宿屋のおじいさんに貰った腕輪も宝箱から出てきたものだそうだ
「他はボスが5階層事にいる
ボスの部屋には扉があってボスを倒すか中に入った者が死ぬまでは扉は開かない
と大事なのはそんなとこだ
後は自分でどれだけ慎重になって行動できるかだな」
ダンジョンについてのあらかたの話は聞けた
お礼を言って気になったことを聞いていく
ダンジョン内で取れたものはギルドでも商会などでも買取を行っているが
商会などだとぼったくられる可能性があるからギルドの方がいいみたいだ
ダンジョン内では1階層に1箇所安全地帯がある
そこは共同だから騒いだりしたら他の冒険者に目をつけられるかもしれない
ボス部屋を超えたところに転移魔法陣があってそこから地上に出ることが出来る
地上から行く時も1度行った階層には転移出来るみたいだ
ザルトさんは初対面なのに丁寧に質問に答えてくれた見た目は怖いけど凄く優しい人だった
その後色々話を聞いて家に戻って明日からダンジョンに行くために休むことにした
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