第68話

家を借りることにしたが

ダンたちを家の中や庭で遊ばせて上げたいから

少し高くなっても庭があって外から庭が見えない家にすることは馬車の中で相談して決めてあった


他の要望はキッチンが広くて使いやすい

リビングの他に個室が3部屋

倉庫の様なものがあったら嬉しい


などなど結構欲張りな要望をしたがトムさんは嫌な顔ひとつせずに話を聞いてくれた


「今お聞きした条件ですと3件程候補がございます

後は実際に見てもらいながらお値段の方を説明させて頂ければと思いますがいかがでしょう?」


という事で家を見せてもらうことになった

徒歩で行くものだと思っていたんだけど

馬車が用意されていてそれに乗って移動した


1軒目は見た目はボロボロでちょっと遠慮したい感じの家だったがせっかく来たので中を見せてもらうことにした

中は思っていたよりかなり綺麗な状態だ

玄関を入って廊下を真っ直ぐ進むとリビングとキッチンがある

キッチンはかなり広めだ

廊下の途中左側に保管庫のような部屋がある

2階には個室が2部屋あった

広さはそこそこあるのでみんな走り回っても大丈夫そう


でも階段が登る度にギシッギシッとなっていつ壊れるか分からない


庭は確かに外からだとみえずらいし広いけどちょっと汚すぎる…


「ここは少し古めで外見が悪いということもあり1月銀貨15枚です」


後の2軒も見せてもらおう


2軒目

外見はかなり綺麗

小さな門が着いていて門の中に入ると庭がある庭は綺麗に整備されていた

中に入ると玄関を入って直ぐ廊下の右側に靴等を入れれるような小さい部屋があった


廊下を進んでいくと左側に個室が1個あった

その個室の横には物置部屋の様な部屋がある

そこを通り過ぎるとリビングに出る

リビングはかなり広い雑魚寝だったら25人くらい寝れそうな広さだ


リビングの奥にはかなり広くて使い勝手が良さそうなキッチンがあった

キッチンの横には食材保管庫などもある


2階に行くと個室が2つこちらも広めでのんびり過ごせそうだ


僕的にはここで決めちゃいたいくらいだ


『エスタ!ここよ!ここにしましょう!』


母も同じだったようでクリス経由の念話が飛んできたので値段を聞いてみることにした

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