第25話
ダンに呼ばれて
そっちに向かうと紫色の花の前で待っていた
「ダンその花はなんだ?」
「わかんないけど見た事ない花だから
持って帰った方がいいかと思って」
確かに前の癒し草の例もある
持って帰って売れなかったら処分すればいいだろう
「じゃあ取って帰ろうか」
花をつんでダンが見つけた薬草を案内してもらう
やっぱりダンは薬草を探すのが上手い!
僕の倍近くの薬草を見つけてくれていた
ダンの見つけた薬草を取ってから休憩することにした
今は昼ちょっと過ぎくらいかな
あと2時間位は採取出来そうだ
「今日は結構いっぱい取れたね」
「ダンのおかげだよ!ありがとう
僕はいっぱい稼いでマジックアイテム買えるようになりたいんだ!」
「マジックアイテム?」
「うん、
物がいっぱい入るのに重くならないカバンとか水が勝手に補充される水筒とかね」
「そんなのがあるんだ
じゃあもっと頑張らないとね」
「それじゃ再開しようか!」
2人で薬草を探してつんで日が暮れる前に街に帰ってきた
薬草は全部で78本になったから
8本は宿のおじいさんにあげよう!!
と思いながらパンを買って宿に戻った
「おじいさん!エスタです
薬草持ってきましたよ」
「やあ、エスタくんおかえり
薬草取ってきてくれたのかい?」
「はい!少ないですけど」
と言いつつ薬草を渡す
「いやいや、こんなに貰ってもいいのかい?
ありがとうね
じゃあこれお代だよ」
おじいさんが奥の部屋から
5センチくらいの大きさの箱を持ってきた
「おじいさん、これはなんですか?」
「これはね、植物の鑑定が出来る機械だよ
昔はギルドで調べて貰ったり出来なかったから重宝したんだけど今は大して役にも立たないよ物なんだけどね」
ギルドに持って行かなくても鑑定出来るって事か
あ、今日見つけた花を後で鑑定してみよう!
「おじいさん、ありがとうございます!!」
鑑定機(植物)を受け取って部屋に戻った
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