第16話
朝いつもより早めに起きた
「シスターおはよう
僕も手伝うよ」
シスターは朝ごはんを作っているのでそう言って手伝いを始める
「エスタおはよう
手伝いありがとうね
今日は早いのね」
「うん
今日はちょっと早めに行ってギルドで薬草を納品してから薬草採取に行くんだ!」
それなら先にご飯を食べちゃいなさい
と言いながら僕のご飯を用意してくれる
シスターはやっぱり優しいなぁ
「ありがとうシスター
いただきます!」
ご飯を食べて準備をして孤児院を出る
準備と言っても鎌と袋を持つだけなんだけどね
「よし!準備おっけー!
シスター行ってきます!」
「はーい
気をつけて行ってらっしゃい」
僕は早速ギルドに行って薬草を換金してもらった
「はい2束で銅貨16枚ですね」
「ありがとうございます!」
事務的なやり取りだけしてギルドを出て北の草原にやってきた
「よーし今日も頑張って薬草とるぞー!」
薬草探しを初めて1時間くらい経ったかな
今日は全然集まらないな
「これも違う
これも違う
これも違う」
集まらなくて下がってきた気分をあげるために
1人で騒ぎながら薬草を探していた
「薬草さん出ておいでー」
そんなひとりごとを喋っていると
「こっちだよー」
とどこからか小さな声が聞こえてきた
!?!?
びっくりして辺りを見回すが誰も居ない
気のせいかーと思いながら
また薬草を探し始める
「違うよ
こっちだよこっち」
とても小さい声だけど確かに聞こえた
なんだ?
近くに人はいないのに声が聞こえる
どういうことだ!?
僕は混乱しながら声のする方に近づいて行った
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