第13話

僕は孤児院を出ても行く宛てもお金もないから

1週間孤児院でお世話になりつつ

冒険者ギルドに行って僕に出来る依頼を探す予定だ


「エスタはまだこの街にいるんだよね?」


ユンが寂しそうにしながら聞いてきた


「うん

僕はルークみたいにいいギフトじゃなかったからしばらくはこの街で頑張るよ」


僕は内心ほんとうに頑張れるかな

強くなれるのかなとか思いながらユンに答えた


「よし、暗くなる前にギルドに登録に行ってくるね!」


冒険者ギルド

あるのは知っていたけど1度も来たことがなかった

ギルドの中に入ると受付カウンターが

4個並んでいた


受領、達成報告の受付


依頼申請の受付


ギルド案内の受付


新規冒険者登録の受付


受付の他には掲示板がある

あの掲示板に依頼があるみたいだ


2階は酒場になっている


この時間には冒険者は依頼などに出かけていて

ギルド内はとても静かだ


僕は新規冒険者登録の受付に行った


「すいません

冒険者登録をお願いしたいんですけど」


と超えをかけると

20代前半だろう綺麗な女性が出てきた


「冒険者登録ですね

かしこまりました

それではお名前と年齢ギフトなどをこちらにお書きください

代筆は必要ですか?」


「いえ、大丈夫です」


うさぎの神様のおかげなのか

習ったこともないけど読み書きは出来た

書き終わった紙を受付のお姉さんに渡し説明を受ける


要点は

冒険者には等級がある

Fランクから始まって最高はSランクだ

どんなに優れた能力値やギフトでも最初はFランクから


依頼は自分のランクと同じ依頼だけ受けることが出来る

自分のランクより、上のランクの依頼を受けたい場合はパーティを組んでなら受けることが出来る

ただし上限はパーティ内にいる1番低ランクの者の1個上のランクまで


依頼を受けて達成出来なかった時は違約金が発生することもある


大事なのはこれくらいだろうか

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