第7話

孤児院は教会の裏の方にあった


とても綺麗とは言えないが大きな建物だ

今日からここで暮らすのか

お父さんの怪我が治ったら一緒に暮らせるってシスターも言ってくれたし大丈夫だよね


お母さんもきっと逃げてるはずだ

お母さんが死んじゃうわけないもんね


「エスタここが孤児院よ

この孤児院にはエスタを含めて5人の子がいるの

仲良くするようにしてね?」


そう言いながらシスターは孤児院の中に入っていく

孤児院の中に入ると

子供たちが走り回っていた


「みんな集まってー

今日からみんなと一緒に暮らすことになったエスタよ

仲良くしてね?」


「はじめまして

エスタです

よろしくお願いします」



エスタがそう挨拶すると1人ずつ前に出て自己紹介をしてくれた


あれ、シスターがいつの間にかいなくなってるそう思いながらみんなの自己紹介を聞いていた


「私はアミカ

よろしくね!!!」


ピンク色の長い髪をした快活な女の子だ


「私はユン

よろしくお願いします」


少し大人しそうな黒髪の女の子


「ウチはミリー

仲良くしてなぁ!!」


凄く元気で訛りのある青髪の女の子


「俺はルーク

やっと男の仲間がきた!!!

よろしくな!!」


テンション高い銀髪の男の子


挨拶が終わるのを見計らったのかシスターから声がかかった


「みんなご飯にしましょう」


そう言われて朝ご飯食べた後何も食べてないのを思い出して凄くお腹が空いてきた


ご飯はいつもより質素で量も多くなかったけど

ここに来た理由を聞かれて話しながら食べていると


「エスタ大変だったんだな

俺の分もちょっと食えよ」


「ウチのも食べ!!」


と言ってみんな少しずつ分けてくれたから

お腹いっぱい食べることが出来た

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