最終話 決意と約束
それから10年後、私は家を継がずに画家をしている。彼の成長したであろう姿を描いてみんなに見せている。意外と有名な方だ。私は彼にもう一度会った時、彼に怒られてしまわないように、彼に泣き顔を見せなくていいように今を一生懸命生きている。
「幸せか幸せじゃないかなんて重要じゃなくて、楽しいか楽しくないかが重要。幸せなんて楽しければ着いてくる。」
そう私に教えてくれた彼に私は自慢気に笑って言ってやるんだ。
「幸せだったよ。君がいない世界も、きみがいたらいいなって、楽しいだろうなって思って絵を描いたら楽しくなって、幸せになった。
だから、私をもっと楽しく、幸せにするために私と一生一緒に居てくれませんか?」
と、プロポーズしてやるんだ。
幸せと涙 天ヶ瀬羽季 @amauki_2023
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