第21話

アセロラの案内で土地を見にきたガイア達


『こちらが、1つ目の土地になります』

「えっと…この土地は、おいくらですか?」

『はい。こちらの土地は、金貨2000枚になります。』

「おぉー!…すみません1つ質問があります。土地を購入した場合、今日から家を建てても大丈夫でしょうか?」

『…はい。購入された場合、持ち主の物になるので、ご自由にして下さい。』

「ありがとうございます。では、この土地を購入します」

『はい。分かりました。ありがとうございます。では、こちらの書類にサインをお願いします。』

アセロラに金貨2000枚を渡し、確認してもらい、書類にサインをした

『はい。問題ありません。これで、こちらの土地は、ガイアさん所有の土地になりました。こちらが土地の権利書になります。ご購入ありがとうございます。では、またのご利用をお待ちしております。』

お辞儀して、アセロラは商業ギルドに戻って行った


「じゃぁ早速、ホーム」

購入した土地に豪邸を建てたガイア

「家に入ろう!」

『はい』×2

ガイア達は豪邸に入って行った


「よし!次はオークションに行くよー」

『はい』×2


「ワープ」

ガイア達は、アーサーセカンドハウスの中に移動した


アーサーセカンドハウスから歩いて30分のオークション会場にのんびり散策しながらあるくガイア達

商人を乗せた馬車や、冒険者風の人達、犬耳の獣人や、耳の尖ったエルフ、背が低くガタイの良いドワーフなど多種多様な人達が歩いている

この惑星で1番の超巨大都市と言うだけあって、人、人、人、見渡す限り人で溢れていた

「すげー………」

ガイアは右手にガブリエル、左手にルシファーと手を繋いで歩いた


ガイア達は何度か人波に流されながら、なんとかオークション会場の前に辿り着いた

会場の入り口はかなり厳重に警戒していた

ガイアは職員に話し掛ける

「すいません。これで入れますか?」

ギルドマスターのチェリーから貰った、オークション参加チケットを見せた

『んっ?どれどれ…こ!これは!』

奥から他の職員が走ってきた

『どうした?』

『このチケットを見て下さい』

上司らしい

『んっ?どれどれ…こ!これは!』

奥から髭を生やした恰幅のいいおじさんが歩いてきた

『どうした、入り口で騒がしいぞ』

『このチケットを見て下さい』

もっと上の上司らしい

『んっ?どれどれ…こ!この印は…』

『すいませんが、あなた方がこのチケットを持ってきた方々ですかな?』

「はい。商業ギルドマスターのチェリーから貰いました」

『おぉー。これはこれは。ようこそいらっしゃいました。私は、オークションの支配人をしております、ムンムと申します。どうぞ、宜しくお願いします』

「はい。ガイアと申します。右にいるのが仲間のガブリエル、左にいるのが仲間のルシファーです。宜しくお願いします」

『宜しくお願いします』×2

『ガイア殿、では、私がご案内させていただきます。おい、お前達引き続き警備を頼むぞ』

『はっ!』×2

こうして、ガイア達は支配人のムンムの後をついて行った


会場の個室のソファーに座る、支配人のムンムと、対面してソファーに座るガイア達

『では、ガイア殿、出品されたい物をお出し下さい』

「はい。これです」

ガイアは、自動収納袋から、レインボーメタル鉱石のインゴット10個、ディソーダーオリハルコン鉱石のインゴット10個、アルティメットダイヤ宝石の1000カラット10個、をテーブルの上に置いた

『…では、失礼します。鑑定!』

『……………』

支配人のムンムは鑑定して、目を開けたまま気絶した


「あの〜……大丈夫ですか?」

しばらくして、ガイアが話し掛ける

『はっ?…ははっ…すいません。余りの驚きにビックリしてしまって…』

『ガイア殿、相談なんですが、出品されるのは、各種1つずつにしませんか?』

「ん?何故でしょうか?」

『この3点は、間違いなく目玉商品になります。今日全部出品されるより、10回に分けて出品された方が、より高く売れます。私共のオークションは、毎月開催しておりますので、大幅な収益に繋がります。私は収益が増え、ガイア殿はより高値になる。お互いの徳の為に、是非10回に分けての出品でお願いしたいのです。通常、落札価格の10%を出品料として頂いているのですが、ガイア殿は5%で承ります。どうか、宜しくお願いします』

土下座してお願いする、支配人のムンム

「はい。良いですよ」

軽く答えるガイア…

『おぉー。ありがとうございます』

ガイアはテーブルの上に置いた、レインボーメタル鉱石のインゴット9個、ディソーダーオリハルコン鉱石のインゴット9個、アルティメットダイヤ宝石1000カラット9個を、自動収納袋にしまって、レインボーメタル鉱石のインゴット1つ、ディソーダーオリハルコン鉱石のインゴット1つ、アルティメットダイヤ宝石1000カラット1つを、支配人のムンムに渡した

支配人のムンムと、契約書を交わし、ガイアは契約内容を確認して、自動収納袋にしまった

『では、まもなく開催されますので、会場にご案内させていただきます』

ガイア達は支配人のムンムの後をついて行った


******


残金 白金貨592枚金貨33600枚

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