第20話

ライチの案内で土地を見にきたガイア達


『こちらが、1つ目の土地になります』

「えっと…この土地は、おいくらですか?」

『はい。こちらの土地は、白金貨1枚になります。』

「おぉー!…すみません1つ質問があります。土地を購入した場合、今日から家を建てても大丈夫でしょうか?」

『…はい。購入された場合、持ち主の物になるので、ご自由にして下さい。』

「ありがとうございます。では、この土地を購入します」

『はい。分かりました。ありがとうございます。では、こちらの書類にサインをお願いします。』

ライチに白金貨1枚を渡し、確認してもらい、書類にサインをした

『はい。問題ありません。これで、こちらの土地は、ガイアさん所有の土地になりました。こちらが土地の権利書になります。ご購入ありがとうございます。では、またのご利用をお待ちしております。』

お辞儀して、ライチは商業ギルドに戻って行った


「じゃぁ早速、ホーム」

購入した土地に豪邸を建てたガイア

「家に入ろう!」

『はい』×2

ガイア達は豪邸に入って行った


「よし!次行くよー」

「Sの移転」


ディルムルド・ラーマ連合国

かつて、ある小国の王子と、ある小国の王子が、1人の美女を巡って戦争を起こした

周りの小国、4ヵ国を巻き込んで…

6ヵ国の熾烈な戦いは、人々の心に深い傷を負わせた

10年程続いた6ヵ国の戦争も、ディルムルドと、ラーマと言う、2人の戦士によって鎮静化した

やがて、ディルムルドと、ラーマの2人の戦士が、6ヵ国を1つの連合国に統合させる事に成功した

魔の樹海がある島が中心にあり、周りを6つの島が囲っている

魔の樹海のおよそ3分の1を開拓して、都市にした

ディルムルド・ラーマ連合国の都市マーメイド

人口4000万人程の中級都市、都市内と魔の樹海にダンジョンが複数あり、冒険者ギルドの支部、商業ギルドの支部、がある

中央広場には、英雄ディルムルドの銅像と、英雄ラーマの銅像がある

連合国の為、城はない

人族、獣人族、竜人族、ドワーフ族、巨人族、岩人族、魚人族、主に戦闘が得意な種族が多い

魔の樹海の南側にある、謎の小屋の前に移転したガイア達

謎の小屋に【Sランク聖戦士ダンジョン】がある


「ワープ」

ガイア達は、商業ギルドの裏の空き家に移動した


空き家から外に出て商業ギルドに向かうガイア達


馬車の荷台に樽が3つ乗った看板が描かれている、商業ギルドの自動ドアを通り中へ


奥中央にカウンターがあり、奥右側に応接室が5部屋あり、奥左側にも応接室が5部屋ある

ガイア達は奥中央のカウンターに向かった

カウンターには、5人の女性職員がいる

勿論、1番左側の女性職員に話しかけた

『ようこそ商業ギルドへ、本日はどの様なご用件でしょうか?』

「あっすいません、貴重な鉱石、宝石を売りたいのと、土地を買いたいのですが、相談は商業ギルドでよろしいでしょうか?」

『はい。大丈夫ですよ。担当のアセロラと申します。土地をご購入との事ですが、何かご希望はございますか?』

「ガイアです。冒険者ギルドと、商業ギルドの間でお願いします」

『はい。ガイア様ですね。今お調べしますので、お待ち下さい』

「分かりました。宜しくお願いします」

受付嬢アセロラは鮫の魚人だった


しばらくすると受付嬢のアセロラが、狐の獣人の女性を連れて戻ってきた

『お待たせしました。ガイア様のご希望ですと、5軒ありますが、ご覧になりますか?』

「はい。お願いします」

『私はギルドマスターのアンズと申します。宜しくお願いします。貴重な鉱石と宝石を売りたいとの事ですが…』

「あっガイアです。宜しくお願いします」

ガイアは、自動収納袋からメタル鉱石の欠片30個と、オリハルコン鉱石の欠片30個と、ダイヤ宝石の欠片30個をテーブルの上に出した

『では、早速鑑定!』

『……オリハルコン!!……』

「どの位の値段になりますか?」

『そうですね…メタル鉱石の欠片1つ金貨50枚、オ、オ、オリハルコン鉱石の欠片1つ金貨1枚、ダイヤ宝石の欠片1つ金貨150枚、合計で金貨6030枚でどうでしょうか?』

「………すいません。もう1度お願いします」

『あっ…はい…えっと、メタル鉱石の欠片1つ金貨50枚、オ、オ、オリハルコン鉱石の欠片1つ金貨10枚、ダイヤ

「もう1度お願いします!」

『えっと、メタル鉱石の欠片1つ金貨50枚、オ、オ、オリハルコン鉱石の欠片1つ金貨100枚、ダイヤ

「もう1度お願いします!!」

『えぇ〜……えっと、メタル鉱石の欠片1つ金貨50枚、オ、オ、オリハルコン鉱石の欠片1つ金貨1000枚、ダイヤ

「もう1度お願いします!!!」

『ひっ?…すいませんでした。ちゃんとやらせていただきます』

狐獣人のギルドマスターは、大汗をかきながら土下座して謝った

「はい。宜しくお願いします」

『はいぃ。メタル鉱石の欠片1つ金貨50枚、オリハルコン鉱石の欠片1つ白金貨1枚、ダイヤ宝石の欠片1つ金貨150枚、合計白金貨30枚金貨6000枚になります。……どうでしょうか?』

「はい。大丈夫です」

ガイアはテーブルの上のメタル鉱石の欠片30個と、オリハルコン鉱石の欠片30個と、ダイヤ宝石の欠片30個をギルドマスターのアンズに渡した

『…はい。ありがとうございます。では、こちらが白金貨30枚金貨6000枚になります。申し訳ありませんでした。引き続き土地の件は、アセロラが担当させて頂きます。私はこれで失礼します』

「はい。ありがとうございました」

ギルドマスターのアンズから白金貨30枚金貨6000枚が入った袋を受け取り自動収納袋に仕舞った

ギルドマスターのアンズは奥に走って戻って行った


『ガイア様、ギルドマスターが申し訳ございませんでした…』

お辞儀をして謝る、受付嬢のアセロラ

「いえ、大丈夫です。気にしないで下さい。でも、オリハルコン鉱石の欠片だけ、おかしかったのは、どうしてなんですかね?」

『はい。それは、国の事業の一環で、英雄ディルムルドの銅像と、英雄ラーマの銅像を、オリハルコン鉱石で建て直す計画がありまして…もう少しでオリハルコン鉱石が揃う時に、今回の件だったので、ギルドマスターが、テンパってしまったんだと思います』

「なるほど…分かりました。では、土地の案内お願いします」

『はい。ご案内させていただきますので、私についてきて下さい』

「はい。宜しくお願いします」

ガイア達は受付嬢アセロラについて行った


******


残金 白金貨592枚金貨35600枚

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