第15話

受付嬢アップルに案内された2階の応接室


しばらくするとギルドマスターのストロベリーがやってきた

『ガイア、待たせてすまなかった』

謝罪をするギルドマスターのストロベリー

「いえ、大丈夫です」

『まずは、メタル鉱石の欠片30個、オリハルコン鉱石の欠片30個、ダイヤ宝石の欠片30個を売っていただきたい』

『分かりました。どうぞ」

ガイアは、メタル鉱石の欠片30個、オリハルコン鉱石の欠片30個、ダイヤ宝石の欠片30個を自動収納袋から出して、ギルドマスターのストロベリーに渡した

『すまない。これが代金だ』

ギルドマスターのストロベリーが白金貨1枚金貨5600枚の入った袋をガイアに渡した

『それと、オリハルコン鉱石欠片1000個を見せてもらう事はできるだろうか?』

「はい。大丈夫ですよ」

ガイアは自動収納袋からオリハルコン鉱石欠片を1000個テーブルの上に出した

『おぉー…凄い…本当に持ってた…』

『実は…流石にこの量を買い取るだけの予算が、商業ギルドには無くてな…』

『そこで、国に話しをさせてもらったのだ…そしたら、獣人王がこの話しに乗る気で、直接話しがしたいと、今商業ギルドに向かっている…しばらく待ってもらいたいのだ』

「…分かりました。待ちますよ」

『すまない』

獣人王を待っている間に、ガイアは冒険者ギルドと商業ギルドの間に、土地を購入したい旨を説明し、アップルに調べてもらう事になった


しばらく獣人王を待っていると

《コンコン》

ドアをノックする音がした

『どうした?』

『アップルです。獣人王様が来られました』

『分かった。お通しして』

『はい。失礼します』

ドアが開くと、ギルドマスターのストロベリーが立ち上がる

ガイア達も立ち上がる

すると、鍛え上げられた筋肉だが、巨乳のナイスバディで、耳だけ猫耳のめちゃくちゃ綺麗な女性が入ってきた

ギルドマスターのストロベリーと俺を交互に見て、テーブルの上に置いあるオリハルコン鉱石欠片1000個を見ると…

『おぉー!!!オリハルコンがこんなに!』

目をキラキラさせて、オリハルコン鉱石欠片1000個を見つめる…

『コホン。獣人王…獣人王…獣人王、人前ですぞ』

続いて、猿顔の老けた獣人が入ってきた

『えっ……私が獣人王のバステトだ…お主がオリハルコンを売ってくれる人族の商人じゃな』

俺を見ながら、オリハルコン鉱石欠片1000をチラチラ見て話す獣人王

「はい。ガイアと申します。商人ではありませんが、人族でオリハルコン鉱石欠片1000個の持ち主です」

『おぉ。では早速売ってくれ!』

『コホン。獣人王…まずは座りましょう』

『ん?そうだな、まずは座るとしよう』

こうして応接室のソファーに、獣人王が座り、その右側に猿顔の老けた獣人が座り、左側にギルドマスターのストロベリーが座り、向かいのソファーにガイア達が座った

『コホン。改めて自己紹介させて頂きます。私は獣人国宰相のコンスと申します。宜しくお願い致してます。こちらのお方が、我が獣人国国王の獣人王バステト様になります』

『獣人王のバステトだ、宜しく頼む』

「えっと…旅人のガイアです。右にいるのが仲間のガブリエル、左にいるのが仲間のルシファーになります。宜しくお願いします」

『宜しくお願いします』×2

『コホン。では、ガイア殿、ここにあるオリハルコン鉱石欠片1000個を1つ金貨600枚、1000個で白金貨60枚で是非売っていただきたいのですが…』

「えっ?1つ金貨600枚で良いんですか?」

『コホン。はい。勿論です。こんなに大量のオリハルコンは見た事がありません。我が獣人国にとってオリハルコンは、喉から手がでる程欲しい物でして…』

「そうですか…分かりました。宜しくお願いします……もし、まだ持ってると言ったら、買っていただけますか?」

『えっ!お主まだ持ってるのか!!!』

驚く獣人王バステト

「はい。まだ沢山あります」

『………』

驚き言葉を失う獣人王バステトと宰相コンスとギルドマスターのストロベリー

「あと4000個なら良いですよ」

『はぁ?………』

固まる3人


しばらくすると…我に返った獣人王バステトが…

『お主、いや、ガイア!私と結婚してくれ!』

「へっ?」

『コホン。獣人王、気を確かに……ガイア殿気にしないでください。それと、凄く嬉しい話なのですが、国家予算を調整しないといけないので、3日後にでも王城に来ていただけないでしょうか?』

「はい。分かりました。3日後にお伺いします」

『おぉー。ありがとうございます。では、オリハルコン鉱石欠片4000個は、後日改めて宜しくお願いします』

「はい」

こうして、オリハルコン鉱石欠片1000個を宰相に渡し、白金貨60枚を受け取って自動収納袋に仕舞った

3日後に王城に行く為の、国印が入った入城許可書を受け取って自動収納袋に仕舞った

そして、獣人王バステトと宰相コンスは城に帰ったいった


空気を読んでいた受付嬢アップルがやってきた

『ガイア様、土地の事ですが、紹介できる物件が3軒ありました。ご覧になりますか?』

「はい。宜しくお願いします」

『分かりました。では、私がご案内させていただきます』

ガイア達は、ギルドマスターのストロベリーと握手を交わし、商業ギルドを出て、受付嬢アップルの後をついて行った


******


残金 白金貨61枚金貨11600枚

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