第14話

ピーチの案内で土地を見にきたガイア達


『こちらが、1つ目の土地になります』

「えっと…この土地は、おいくらですか?」

『はい。こちらの土地は、金貨3000枚になります。』

「おぉー!…すみません1つ質問があります。土地を購入した場合、今日から家を建てても大丈夫でしょうか?」

『…はい。購入された場合、持ち主の物になるので、ご自由にして下さい。』

「ありがとうございます。では、この土地を購入します」

『はい。分かりました。ありがとうございます。では、こちらの書類にサインをお願いします。』

ピーチに金貨3000枚を渡し、確認してもらい、書類にサインをした

『はい。問題ありません。これで、こちらの土地は、ガイアさん所有の土地になりました。こちらが土地の権利書になります。ご購入ありがとうございます。では、またのご利用をお待ちしております。』

猫耳をヒクヒクさせながらお辞儀して、ピーチは商業ギルドに戻って行った


「じゃぁ早速、ホーム」

購入した土地に豪邸を建てたガイア

「家に入ろう!」

『はい』×2

ガイア達は豪邸に入って行った


「次行くよー」

「Sの移転」


ガウェイン大獣王国の都市ガウェイン

住民のほとんどが獣人族である

人口7000万人以上の大都市、都市内にダンジョンが複数あり、冒険者ギルドの支部、商業ギルドの支部、魔法ギルドの支部、魔道具ギルドの支部がある

巨大なコロシアムがあり、年に1度武闘大会がある

武闘大会で優勝すると獣人王になれる為、獣人族は日々切磋琢磨して身体を鍛えている

その為、歴代の獣人王達はその時代の最強の獣人族である

都市ガウェインの城内にある…宝物庫

ガウェイン獣神王から現王に至るまで、集めたお宝が山ほどある宝物庫

その中にある黄金に輝く宝箱…

その宝箱が実は【Sランク獣神王ダンジョン】である


ガイア達が宝物庫に移転した

「ワープ」

そして都市ガウェインの商業ギルドの近くにある空き家にワープした

「皆んな行くよー」

ガイア達は商業ギルドガウェイン支部に向かった


馬車の荷台に樽が3つ乗った看板が描かれている、商業ギルド…当然どこも同じである


3階建ての中規模な建て物

ちょっと近代風な、コンクリートの打ちっぱなし、入り口は自動ドア

自動ドアを通り中へ


奥中央にカウンターがあり、奥右側に応接室が5部屋あり、奥左側にも応接室が5部屋ある

どこの商業ギルドも作りは同じなんだなぁ…と感心するガイア達


ガイア達は奥中央のカウンターに向かった

カウンターには、5人の女性職員がいる

空いているので、1番左側の女性職員に話しかけた

『ようこそ商業ギルドへ、本日はどの様なご用件でしょうか?』

「あっすいません、土地を買いたいのですが、相談は商業ギルドでよろしいでしょうか?」

『はい。大丈夫ですよ。受付嬢のアップルと申します。私が担当させてもらいますね』

今度は、うさぎ獣人…何か癒されるね

「あっガイアです。宜しくお願いします」

『はい。ガイア様ですね。土地を探してるとの事ですが、ご予算はおいくらでしょうか?』

「あっすいません。これって売るとどの位になりますか?」

ガイアは、メタル鉱石の欠片30個、オリハルコン鉱石の欠片30個、ダイヤ宝石の欠片30個を自動収納袋から出してカウンターの上に置いた

『はい。確認しますね』

『鑑定!』

『えっと…少々お待ち下さい!』

兎獣人の受付嬢アップルが奥に走って行った


しばらくすると、筋肉モリモリの虎獣人の男性を連れてきた

『待たせてすまない。ガウェイン支部のギルドマスター、ストロベリーだ!』

ぷっ…筋肉モリモリの虎獣人の男のくせに…

「ガイアです。宜しくお願いします」

『あぁ。こちらこそ宜しく!』

『でっ、この鉱石と宝石がガイアが持ち込んだ物で間違いないか?』

「はい…」

『そうか…では、鑑定させてもらう』

『鑑定!』

『むむ…なるほど…』

『ガイアよ、とても貴重な鉱石、宝石で間違いない…当然全て買わせてもらおう』

「ありがとうございます」

『……1つ聞かせてくれ、この鉱石と宝石はどこで手に入れたのだ?』

「…すみません…ダンジョンとだけ…」

『そうか…いや…こちらこそすまない、貴重な情報を聞く事ではなかった』

ギルドマスターのストロベリーが頭を下げて謝罪した

「いえ、大丈夫です…頭を上げてください」

頭を上げるギルドマスターのストロベリー

『…ところで、このメタル鉱石欠片と、オリハルコン鉱石欠片と、ダイヤ宝石欠片は、これで全部なのか?もし、まだ持っているなら全て買わせてもらいたいのだが…』

「…まだありますが…まず買い取りの値段を教えてもらいたいのですが…」

『おぉ、すまんすまん、興奮して忘れておった、メタル鉱石欠片1つ金貨50枚、オリハルコン鉱石欠片1つ金貨500枚、ダイヤ宝石欠片1つ金貨150枚で是非買い取らせてくれ』

「はい。大丈夫です。追加でオリハルコン鉱石欠片1000個なら大丈夫ですが…どうします?」

『な、な、何だと!』

ギルドマスターのストロベリーが叫んだ為、商業ギルド内にいた全員がこちらを見ていた

『ギルドマスター!しっかりして下さい』

『あっ?あぁ…すまんすまん』

驚いて固まっていたギルドマスターのストロベリーを受付嬢アップルが正気にさせた

『ガイアよ、すまんが場所を変えたいので、

アップルの後について行ってくれ』

『俺は少し席を外す』

言い終わる前に奥に走って行ったギルドマスターのストロベリー

『では、ガイアさん私についてきて下さい』

カウンターの上に置いた、メタル鉱石の欠片30個、オリハルコン鉱石の欠片30個、ダイヤ宝石の欠片30個を自動収納袋に仕舞い、受付嬢アップルについて行くガイア達


******


残金 金貨6000枚

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