第500話 500話記念特別座談会
浮:浮利雷太 インタビュアー、フリーライター
青:青海啓輔 作者
高:高橋隆介 主人公
浮「本日は500話達成記念ということで、特別座談会でお送りします。
500話達成、おめでとうございます」
青「ありがとうございます」
浮「いやー、これは凄いことですよ。
大して活躍もしない、地味な選手を描き続けて、500話。
余程の忍耐力と暇が無ければできないです」
青「あのー、一つ聞いてもいいですか?」
浮「はい、何でしょう」
青「バカにしているんですか?」
浮「はい?」
青「貴方、僕の事、バカにしているでしょう」
浮「とんでもない。そんなわけないじゃないですか。
むしろ敬服しているんです。
こんな大して読まれもせず、人気も上がらず、どちらかというとジリ貧の小説を日々更新し続ける。
そして青息吐息で500話到達。
まさに継続は力なりです。
素晴らしいと思います。
とても私には真似できませんし、したくもありません」
青「やっぱりバカにされているようにしか聞こえないんですが…」
高「まあまあ、俺は純粋に凄いと思うぞ。
いくら俺のように魅力あふれる人気選手を主人公にしているとは言え、約1,500字を500話書き続けるって凄いぞ。
文字数も400字詰めの原稿用紙に換算して、2,000枚以上だろう」
青「そんなに魅力あふれる選手を描いていたら、もっと人気が上がっていると思いますが…」
高「あ、何か言ったか?」
青「いや、別に…」
高「人気が上がらないのは作者の力量が低いからだろう」
青「聞こえているんじゃないですか。力量云々は認めすけど、主人公の魅力が無いのも原因だと思いますよ」
高「なにー、言わせておけば。そもそもな…」
浮「まあまあ今日くらいは争いはやめましょう。
記念すべき500話達成記念の座談会なんですから」
青「本当にそうですね
今日くらいは仲良くやりましょう」
高「そうだな。今日だけは寛大な心で聞き流してやる」
浮「しかし500話時点で、ようやく10年目に突入。今後の構想はどうなんですか?」
高「あ、俺もそれ聞きたい。
今後の俺、どうなるんだ?
一度大リーグでプレーしてみたいんだが…」
青「冗談は、有名なバスケットボール選手だけにしてください」
高「どういう意味だ?」
青「だから昔、アメリカのバスケットボールの名選手で、マイケル・ジョーダンという選手がいたじゃないですか」
浮「まさかとは思いますが、マイケル・ジョーダンと冗談をかけたわけじゃないですよね」
高「浮利さん、武士の情けだ。
それ以上は言わないでやってくれ。
あまりにも作者がミジメだ」
青「そうだ、良いこと思いついた。
人気向上のために、転生した悪役令嬢を登場させたらどうでしょうね」
浮「それ意味がわかって言っているんですか?」
青「いえ、ただネット小説で人気のジャンルだと聞いたものですから…」
高「そんな事しなくても、俺が活躍したら自然と人気は上がるだろう」
青「いえ、僕はデタラメな話は書きたくないんで…」
高「デタラメとは何だ。そもそもな…」
浮「まあまあ、高橋選手、落ち着いて下さい。
ところで高橋選手はフリーエージェントとかしないんですか?」
高「あと何年くらいだろう?」
青「えーと、Wikipediaによると、高卒の場合は資格取得まで8年ですね。
一軍登録日数が145日で1年として計算だから…。
高橋選手の場合は今、5年ちょっとじゃないですかね」
高「あと3年弱か…。まだ結構あるな…」
浮「行きたいチームとかあるんですか?」
高「そりゃ、プロだから金をできるだけ多くくれるチームが良いかな。
まあ、真面目に答えると、静岡オーシャンズ、泉州ブラックスのどちらも嫌で出たわけじゃないし、札幌ホワイトベアーズも気に入っている。
だからその時にならないとちょっとわからないかな」
浮「作者としては、どこのチームに入ってほしいとかありますか?」
青「うーん、特にないですね。
何も考えていないというのが、正直なところです。
そもそも後3年も続くネタがあるかな…」
浮「ただでさえ、最近はというか、ずっとマンネリ化していますしね…」
青「それが悩みですね。
かと言って、主人公がケガするネタはもう使っているし…。
トレードも人的補償も使ったし…。
なかなかテコ入れのアイデアが無いんですよね」
浮「主人公を転生させれば良いんじゃないですか?
性格が悪くて、高校時代はしょっちゅう周囲を巻き込む喧嘩したけど、チームメートに恵まれたこともあり、甲子園の優勝投手となり、卒業後はドラフト1位で人気球団に入団して、7年一億ドルで大リーグへ挑戦させるとか」
高「それ山崎だろう。嫌だよ。
山崎に生まれ変わるくらいなら、そのまま死んだままで良い」
浮「あれ?、そう言えばスピンオフはどうなったんですか?」
青「…」
浮「途中から全く更新が止まっていますが…」
青「……」
浮「まさか、エタったのですか?」
青「すみません…、話が思い浮かばなくて…。いつかリベンジします」
高「プロットも無く、行き当たりばったりで話を作っているからそういうことになるんだ。
高校時代の俺が登場する前にエタりやがって」
青「返す言葉もございません…」
浮「まさかこの小説はエタらないでしょうね。
そう言えば、480話の時に話を終わらせようとしたって本当ですか?」
青「まあ…。でもほんの少し頭を掠めただけです。
やっぱりまだまだ書き足りない事はあるので…」
高「そうだよな。俺がポスティングで大リーグに挑戦して、いきなり首位打者と盗塁王と新人王を取って…」
青「それは夢物語というか、妄想ですね」
青「まあプロットも何も無いのに、500話まで到達したから、きっと何とかなるんじゃないですか」
高「取り敢えず、年俸一億円になってポルシェを買わしてくれ」
青「あ、忘れていました。
そういう設定もありましたね。
長く書いていると、過去の話を忘れるんですよね。
読み返すにも無駄に長いから、時間がかかるし…」
高「お前が言うな」
浮「またしてもグダグダになってきたので、ここらで締めますか。
次は1,000回達成記念でお会いしましょう」
青「まずは777話を目指します」
高「これからもよろしくー。またねー」
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