カツに生き、愛に生き、カツ愛に人生を捧げた男の物語です。登場するカツの、なんて美味しそうなこと!カツは決して裏切らない。何十年経っても、変わらぬ美味しさでそこにあるのです。愛もまたしかり。カツ愛に支配され、愛にカツ。こんな人生があってもいい。とっても幸せになれる作品です♡
幼い頃の結婚の約束、うんうんよくあると読み始め。カツ好きだからカッちゃんかあ、と微笑み。すれ違いに、ちょっと悲しくなり。そして最後は……。素敵なラブストーリーです!最後までとっても美味しく、サクサクと読めました。
カツ好きゆえにつけられたあだ名がカッちゃん。カツを毎日食べたいがゆえに、大きくなったらカツ屋に婿入りすると宣言してしまったカッちゃん。そして、カッちゃんと、いきつけのカツ屋の娘、仁美ちゃんは大人になった。冒頭のおいしそうにカツを食べる食事シーンから、最後まで一気に読ませるスピード感のあるストーリー展開が魅力的です。